教員紹介
- 相馬 利行
- 教授
所属 |
経済学部 経済学科 経済学研究科 |
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学位 | 博士(経済学) |
専門 | 金融論 |
ジャンル | 経済/金融 |
コメント | 金融機関の競争度についての研究をしております。 |
リサーチマップ | https://researchmap.jp/tsouma2001 |
研究活動情報
研究分野
- 人文・社会, 金融、ファイナンス
論文
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証券会社の適正保険料率の測定:オプション・アプローチ
相馬利行
立命館食科学研究 Vol.5 (退職記念論集) 25-34 2021年3月 -
損害保険契約者保護機構の適正保険料率の測定:オプション・アプローチ
相馬利行
平成30年度 貯蓄・金融・経済 研究論文集 87-96 2019年3月 -
保険会社の所有構造とデータの構築について
相馬利行
平成29年度 貯蓄・金融・経済 研究論文集 1-6 2018年4月
書籍等出版物
- 晃洋書房, 日本のデフレと金融 , 相馬 利行; 森田洋二; 中島清貴; 秦劼 , 2007年3月
講演・口頭発表等
- タイの金融機関:アジア金融危機後に家族所有は残るのか? , 相馬 利行; アタチットウォラウォン・チャイヤシット; ウィワッタナカンタン・ユパナ , 東アジアと日本のコーポレート・ガバナンス , 2007年
- Do Family-controlled Banks Prevail after the East Asian Financial Crisis? Evidence from Thailand , 相馬 利行; Chaiyasit Anuchitworawonga; Yupana Wiwattanakantang , 木曜研究会 , 2007年
- Do Large Shareholders Monitor or Collude with Banks in Japan? , 相馬 利行; Masaharu Hanazaki; Yupana Wiwattanakantang; Jung Wook Shim , 日本経済学会 , 2006年6月
MISC
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銀行-企業間の取引期間を測る指標についての考察 (吉町昭彦先生追悼号)
, 相馬 利行 , 同志社商学 , 66 , 1 , 73 , 89 , 2014年7月
概要:本稿の目的は,銀行-企業間において貸し出しという取引関係が存在するとき,その取引期間を計測する方法について考察した。特に,銀行同士の合併が存在するときに,「被合併行の借り手の情報を合併行が継続すること」の定義に関して議論した。具体的には,(1)貸し出しに空白期があるケース,(2)合併前に合併行と被合併行が同じ企業に貸し出しをしているケース,(3)銀行の合併が複数回存在するケース,(4)取引の価値が陳腐化するケース,(5)合併時に情報の一部を引き継ぐケースを分析し,より現実的な状況に際して,取引期間を計測できるように試みた。 -
借り手企業の情報は誰に引き継がれているのか? : メガバンクの所有構造とデータの構築について
, 相馬 利行 , 生駒経済論叢 , 11 , 2 , 213 , 232 , 2013年11月
概要:[注記] Souma, Toshiyuki[概要] メガバンクの誕生含め, 数多くの銀行が合併を含む経営統合を経験した。銀行は情報生産機能を有する存在として考えられているが, その「生産された情報」は, 経営統合などによって, どこに継続されているのであろうか? もしくは, 継続されないのであろうか? 本稿の目的は, 「どの銀行がどの時点でどの銀行の借り手の情報を共有しているのか?」に関するデータを構築する際に直面する問題点とその解決策を提示することである。 [Abstract] Banks in Japan went through a number of mergers of banks including large-scale bank merger. Bank is considered to have an information production function. When bank goes through management integration like a merger, who takes over the information that bank produced ? This paper aims to propose a way to provide who takes over the information that bank produced through management integration. -
銀行破綻の影響と政策対応の効果 : サーベイ
, 相馬 利行 , 生駒経済論叢 , 10 , 2 , 173 , 197 , 2012年11月
概要:Souma, Toshiyuki[要旨] 本稿の目的は, 日本における銀行の破綻に際して政府がどのような政策を採ってきたのかを詳述し, 銀行の破綻が及ぼす影響と, 銀行破綻に際して採られた政府の対応の効果に関してのサーベイを行うことである。銀行の破綻の影響としては市場の反応ならびに実体経済への影響を中心に, また, 政策対応としては近年欧米でも行われた銀行への公的資金注入を中心に見ていくこととする。銀行の破綻の影響は, 概ね, 他の銀行や借り手にも大きな負の影響を与える。また, 公的資金注入の効果に関しては, 市場の反応は概ね好意的であるが, 実体経済への効果は必ずしも有効ではないことがわかった。 [Abstract] We begin by outlining the Japanese government's response to banking crisis. We then review the effects of bank failure and the response to it on the markets and the real economy. It was found that on average the main bank failure adversely affected its borrowers. Furthermore, we cannot conclude that public capital injections made a significant contribution to the real economy in Japan.