tanikawa daisuke

谷川 大輔 准教授

研究内容紹介

空き家の古民家再生　地域の建築を活用したまちづくりを実践

建築家の設計思想や歴史的な建築物の研究と、建築設計やまちづくりの実践を両立する谷川准教授。地域の建築と生活を知りたいと東京から広島へ移住し、東広島市福富町に築100年以上の古民家を購入。学生や地域の人と一緒にリノベーションしながら、伝統的な意匠や建築法について研究する行動派。「建築デザインにも社会性が必要。人に愛され使ってもらえる建築を作りたい」と話し、再生した古民家をベースに、ワークショップを開催するなどまちづくりも進めています。設計とまちづくりという総合的な提案ができる研究者として注目されています。

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michikami tatsuhiro

道上 達広 教授

研究内容紹介

小惑星探査機「はやぶさ2」に貢献、太陽系の起源に迫る

月や火星など太陽系の起源を研究している道上教授は、JAXAの特別共同研究員（兼任）としても活動しており、月以外の地球外物質を直接採取した世界初の小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」のプロジェクトにも携わったスペシャリスト。はやぶさ2では小惑星「リュウグウ」の着地に際し、はやぶさから届くデータ画像を基に表面の岩塊を分析。着地候補点を探すプログラムなどを提示し、プロジェクトを成功に導きました。今後の調査で小惑星リュウグウの形成解明など宇宙の神秘に迫る研究に夢が膨らみます。

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tatsuno junya

樹野 淳也 教授

研究内容紹介

下町ロケットで注目　農業機械の自動化により地域農業の発展に貢献

乗り物を対象に自動化や安全性・快適性を研究している樹野教授。特に省人・効率化に貢献する農業機械を、ロボット工学や人間工学を応用しながら、実際の農業従事者へ提案。野菜栽培を自動化する取り組みは実用化にむけて進行中で、瀬戸内海の島々で見られる段々畑の傾斜地で栽培される柑橘類生産も、RT・ITでアシストする構想があり、地域貢献の一助として期待されています。農業は多くの課題を抱えています。ロボットだからこそできることを追求した農業の発展につながる研究に注目が集まっています。

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takeda fumiaki

竹田 史章 教授

研究内容紹介

AI応用のパイオニア　人の熟練の技を学習する人工知能で実現

30年前から学習能力を持つ人工知能（AI）を研究してきた竹田教授は、AIの実務応用としては世界初となる紙幣識別機を開発したパイオニア的存在。権威ある学術賞の市村賞も受賞しています。以降も機械学習により、人の曖昧で数値化できない高い能力や技術を再現するAIを研究開発してきました。「AIは匠の技を置き換える一つの手段」と話す通り、企業に導入された食品の異物を検知する実証機は、ほぼ人間と同じレベルの検知に成功しています。この他にも、部品検査や遠隔操作不要の自律型ドローン、顔認証や筆圧鑑定など幅広い応用研究を手がけています。

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kashima tomoko

加島 智子 講師

研究内容紹介

情報システムのデザインが小学生のＩＴ教育と農業生産者の情報発信に貢献

農産物の認知と販売には、生産者の顔が見える活動も効果的。その支援に役立つ情報システムを学生と開発した加島講師。ＪＡ販売所で採用された「ベジスキャン」は、携帯端末のカメラを近づければ、生産者の情報や環境、レシピを閲覧できる販売促進システム。今後は効果測定と分析に着手。「並行して小学校で始まるプログラミング教育の研究も開始。低学年では機器を使わず、カードゲームを楽しみ、アナログ思考を引き出す授業の効果を検証しています」と時代のトレンドに関わります。学生たちの協力を得ながら、教育と情報発信の可能性をデザインで開きます。

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komori kikuo

小森 喜久夫 准教授

研究内容紹介

生命×電気×化学を融合したバイオデバイスの基礎研究で医療・食品・環境分野に貢献

生命化学と電気化学、その接点は意外なところで深く結びついています。バイオナノテクノロジーを利用して生体分子や化学物質から電子シグナルへの変換技術を生み出し、臓器細胞の健康状態を見える化するなど、今後の応用へ結びつく基礎研究に取り組んでいます。例えば、マイクロ加工技術で作製する細胞アッセイチップは、動物実験の代替法に応用でき、医療・食品・環境の広範囲の分野で貢献が期待されます。また、不明瞭な生命現象の解明にもつながっていきます。化学をベースとしたバイオとエレクトロニクスとの融合が未来を開きます。

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hatsukade yoshimi

廿日出 好 教授

研究内容紹介

超高感度磁気センサで得た膨大な検査データをＡＩに判断させる近未来へ

人の目が届かない配管などに対して、非接触で欠陥検出を可能にする磁気・超音波非破損検査分野の研究に取り組む廿日出教授。近年は超高感度磁気センサを用いて、長距離・大型のプラント配管、橋・高速道路などのインフラへ対象を拡大。現在、検査結果をビッグデータとして蓄積し、AIに学習させ、欠陥サイズや危険度を判定させる分析法を検討している。さらにセンサをIoT化することで、適用範囲を拡大し汎用性を高めていく研究に着手。見えない部分の異常を可視化する近未来は目の前です。

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kou ken

黄 健 教授

研究内容紹介

人の力感覚や運動能力のメカニズムを活用するロボット×サイエンス

人が感じる力感覚や運動能力のメカニズムを測定、解析し、その機能を持つ次世代ロボットの研究に取り組んでいます。「力感覚を提示できればネットショッピングでは触った感覚がつかめます。また、よりリアルな遠隔制御が可能になり、宇宙開発や遠隔手術、海底探査などの分野にも役立ちます」と黄教授。さらに医療福祉分野では切り替え可能な内視鏡手術鉗子やロボット技術を生かした歩行支援装置の開発に取り組み、歩行アシスト効果を高める歩行車をめざしています。サイエンス分野にまで踏み込んだ新時代のロボット技術の研究開発に期待が集まります。

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