工学のオモシロさを皆さんにお届けします!! てくたまラジオ近大工学部潜入レポート!! 全6回シリーズ

ワクワク

2018年度第5回

大窪シゲキの9ジラジ ~てくたまラジオ近畿大学工学部潜入レポート~ 2018年10月11日(木)21:10~放送 第5回 電子情報工学科の竹田 史章先生の研究室に潜入!!

2018年度第3回 建築学科 樋渡 彩先生

2018年度第4回 情報学科 山本 翔先生

2018年度第2回 機械工学科 旗手 稔先生

2018年度第1回 化学生命工学科 山元 和彦先生

2017年度の記事はこちらから

2016年度の記事はこちらから

うわぁ~! なんだか高そうな機械がいっぱいありますね~!

ありがとうございます! 世界に一つだけの機械ばかりなんです!

Q 竹田先生はどんな研究をされていますか?

A 人工知能とその応用研究をしています。

A そうですね! 私は30年近く人工知能の研究をしているんですが、まだまだ人間のレベルには達していません。

Q 人工知能! 前回の潜入レポートでも紹介した技術ですね! 人間と同じように記憶、学習、判断ができるシステムと思っていいですか?

Q えっ!? そんなに前から人工知能って研究されてたんですね! 具体的にどんな研究をされてるんですか?

A ドローンの自律飛行制御や、食品の異物検査に人工知能を応用する研究などをしています。えぇ~! すごいですね!

Q まず、ドローンの自律飛行ってどういうことですか?

A ドローンって慣れた方が操縦しないと上手く飛ばすことはできないんです。それを誰でも簡単に飛ばせるようになるシステムを構築中です。

へぇ~! 僕でも飛ばせるようになるんでしょうか?

もちろんです! 例えば、人工知能が、センサーで壁を感知して自動で避けたり、暗いところでも周囲の状況を判断して安全なルートを進んだりと、操縦をサポートしてくれるようになりますよ!

A チキンの血合いや羽毛を除去、検知する人工知能の研究です。

Q なるほど! ドローンの操縦が簡単になればもっと活用の幅が広がりそうですね! もう一つの食品の異物検査というのはどういう研究なんでしょうか?

へぇ~! そんなことまで人工知能が出来るんですね!

そうなんです。今までは当然、人がやっていたのですが、そのチキンの異物除去のノウハウを人工知能に覚えてもらうわけです。

すごいですね! Q 実際にこのシステムは導入されているんですか?

A そうなんです。今、一部の企業の主力工場で実証実験を行っています!

Q 素晴らしいですね~! 今後、人工知能をどんな形で役立てたいですか?

A マニュアルなしでシステムが人の想いを汲み取って、動いたり機能したりする人に優しい人工知能を実現したいです!

僕は彼女がいないのでハグして・・・とか、お願いしちゃいそうです(笑)

Q どんな学生がこの研究に向いていると思いますか?

A 物事にこだわって、集中できる人。いろんなことに興味を持つ人。何度も自分で確かめてみる人。が向いているんじゃないでしょうか。

A 自分を信じて、何事にも前向きに頑張ってください!

Q 最後にラジオを聴いている10代にメッセージをお願いします。

電子情報工学科4年 中村 元紀くん 兵庫県立赤穂高等学校出身

研究室でオモシロい研究をしている学生を発見!!

Q 電子情報工学科を選んだ理由を教えてください。

A コンピュータのハードウェアとソフトウェアの両方を学ぶことができる国内でも数少ない化学だからです。

Q どうして竹田先生のゼミを選んだんですか?

A 人工知能の研究において実績を残されてる竹田先生のもとで最先端の研究がしたいと思ったからです。

Q 具体的にどんな研究をしているんですか? A 人工知能を用いて製菓の良品判定を行う研究をしています。

Q この研究の大変なところを教えてください。

A 予測結果と実測結果の誤差があった時、どうすれば改善されるのか考えるのが大変です!

Q 最後に10代のリスナーにメッセージを!

A いつ、どんなことに興味を持つかわからないので、将来の可能性を広げるために勉強に励んでください!

次回はロボティクス学科に潜入! お楽しみに!