工学のオモシロさを皆さんにお届けします!! てくたまラジオ近大工学部潜入レポート!! 全6回シリーズ

てくたまラジオ近大工学部潜入レポート

第3回 建築学科の小川晋一先生・土井一秀先生の研究室に潜入!!

てくたまラジオ近大工学部潜入レポート

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建築学科 小川晋一先生・土井一秀先生

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今回は電子情報工学科の佐々木愛一郎先生の研究室に潜入します!

Q.ズバリ!先生はどんな研究をしているんですか?

電界や磁界を利用した無線通信の研究をしています。

Q.具体的に言うと?

複数のセンサで検出した信号を分析しICカードやスマートフォンなどの端末の位置を推定するための技術を研究しています。

WOW

どうしてこのような研究をしようと思ったのですか?

会社員時代に、オフィス内の入退室のためにいちいちICカードを出すのが面倒だなと思ったのがきっかけです。

Q.中高生の使っている交通系ICカードも改札にタッチしなくてよくなるというイメージですか?

私の研究では、カバンの中やポケットに入れっぱなしでも使えるICカードの実現を目指しています。

Q.ICカードから信号が出てるってことですか?

ICカードから磁界が発生するようになっています。

Q.磁界と電波は違うもの?

似ているけれど違います。スマートフォンの通信には電波を使いますが、電波は光の速さで信号が到達するので、ICカードのような近距離通信にはセキュリティのためにも磁界の方が向いています。

Q.磁界は目に見えないのですか?

こうした磁界センサを使えば、磁界を検出できます。私の研究室は優秀な学生ばかりなので、磁界が手に取るように見えているはずです(笑)

WOW

Q.交通系ICカードをカバンの中に入れたままでも、駅の改札で認証できる機会を作るとしたらどんなものになりますか?

大学院生が作ったデモンストレーションシステムでは、四隅にあるアンテナでICカードが出す信号を検出することで、その位置を推定することができます。改札の床に埋め込むなどの利用法が考えられますね。

Q.改札の混雑緩和や感染症予防にも役に立ちそうですね!!

便利になるだけでなく、高齢者や小さいお子さんの見守りなど安心安全を確保するシステムにも応用することができると考えています。

GOOD!

Q.最後に、10代にメッセージをお願いします!

今、興味のあることに思い切ってトライして、自分が得意なことや熱中できることを見つけてみてください!

次回は化学生命工学科に潜入します。