卒業者インタビュー

情報学科 過去の学部案内掲載事例

キヤノンITソリューションズ(株)
基盤・セキュリティソリューション事業本部 営業一課勤務

法人向けメールセキュリティの相談窓口

井上 美佳さん

2008年情報システム工学科(現:情報学科)卒業
広島市立舟入高校出身

相談者のファーストコンタクトとなる存在。
確かなソリューションへと舵取り役を担う

カメラや複合機におけるソフトウェア開発の他、クラウドサービスやシステム開発などのソリューション事業を手掛ける会社で、メールのセキュリティに特化した部署に所属する井上さんは、製品の電話による相談窓口、最初に顧客と接する役割です。さまざまな疑問や目的に合わせ、導入に繋がる営業スタッフや専門部署へ引き継いでもらう大切な舵取り役。知識や経験はもちろん、安心と信頼を伝えるコミュニケーションのスキルも必要です。「入社した時は大阪でSEからスタート、その後にセキュリティやクラウドサービスの運用サポートに関わり、今も責任ある仕事を任されています」と井上さん。導入が決まった時の喜びは窓口の醍醐味だそうです。

専門科目以外の幅広い学びを学生時代に実感。
県外の先輩や仲間との出会いも刺激になりました

プレイステーションのゲームをきっかけに、システムに興味を持ち、工学部の情報系を選択した井上さん。
「近大工学部は専門科目だけでなく、幅広い分野を学び体験できる場所。広島県以外の出身者も多く、地元とは思えないほど刺激を受けました」と振り返ります。陸上競技部で頑張った井上さんは、販売企画など新しい仕事にも挑戦したいと走り続けます。

井上 美佳さん

※上記は「学部案内2019」に掲載時の情報です。

伊藤忠テクノソリューションズ(株)
クラウドサービス企画開発部勤務

次世代のクラウドサービスを考える

納城 智成さん

2013年 情報システム工学科(現:情報学科)卒業
大阪府立狭山高校出身

顧客の要望をカタチにするITサービス。
クラウドを活用した新しいビジネスを提案。

つくるITからつかうITへ。ビジネスの変革スピードが早まるに連れ、企業ICTの一つの形として定着が進むクラウドサービス。ネットワーク経由により多種多彩なデータやリソースを利用者に提供する事業は、ICTライフサイクルを支える伊藤忠テクノソリューションズ内でも重要な柱となっています。入社4年目の納城さんはクラウドサービスに特化したビジネスの企画開発に従事。「顧客の要望に適したクラウドの企画設計、マネジメント、検証など、さまざまな役割を担当しています。子供の頃から好きだったICTの世界。夢だった仕事に就くことができ、感謝しています」と納城さん。学生時代からICT関係のコミュニティへ自主参加、一流のエンジニアと出会い交流してきた行動力も実力の証明です。

誰かになろうとせず自分の道や方法を追求。
これだけは負けないという自信を持って。

ボランティアや学科の自治組織、市へのICT支援活動、ゼミ全員で行ったヨーロッパ旅行など、勉強はもちろん学生時代にしかできない世界を経験した納城さん。「4年間は短い。自分が選んだ大学に入ったら、思い描いた夢を貫き通し、誰にも負けないモノを自分の中に作り上げてほしい。それが、一生ものの武器になります」とバトンを渡します。

納城 智成さん

※上記は「学部案内2017」に掲載時の情報です。

京セラ(株)
大東第三技術部 ソフト設計8課勤務

海外向け携帯端末のプログラミング

冨士野 圭祐さん

2011年 情報システム工学科(現:情報学科)卒業
京都府立綾部高校出身

携帯端末やスマートフォンの進化に貢献。
多彩な機能ソフトのプログラム設計を担当。

電子・情報通信機器や太陽光発電システムなど、私たちの暮らしに身近なところで、「新たな価値をいつも最先端で創造し続ける」京セラ。入社3年目の冨士野さんは、海外向けの携帯端末に組み込まれる機能拡張ソフトなど、まさに最先端のプログラムと関わる現場に席を置きます。学生時代から生活の一部分だった携帯が、将来性のある分野に発展したことに引かれ業界を志望。「就職活動には苦労しましたが、ゼミの先生にも指導いただき感謝しています」と冨士野さん。大学では実技だけでなく概念などの知識も学べたことが、視野の広さと探究心に結びついているとか。「まずは技術と英語力を高めて、将来は海外でも頼られる存在に」と目標もグローバルです。

勉強とクラブ活動に全力投球の学生生活。
他大学との交流も経験して毎日をエンジョイ。

大学ではエレクトーン部に所属。部長として他大学とコンサートを共催するなど、今も続く交流を深めた冨士野さん。「学生は時間があったと社会に出てから痛感(笑)。海外へ出かけたり、たくさんの経験を積んでほしい。人見知りだった自分が大きく変われたのも東広島のおかげ。チャレンジは無駄にならないですよ」と笑顔で語ってくれました。

冨士野 圭祐さん

※上記は「学部案内2015」に掲載時の情報です。

(有)ピクト

誰にでも見やすい、使いやすさを追求したWEBサイトを作っていきたいです。

服部 花香さん

2010年 情報システム工学科(現:情報学科)卒業
兵庫県立西脇高校出身

日々入れ替わるコンテンツに合わせてページを更新。

Webサイトやデジタルコンテンツの制作を行う「ピクト」。近畿大学工学部の講師としても活躍する同社の代表と縁があり入社が決まりました。広島テレビのWEBサイト更新業務を担当し、今ある既存のページにコンテンツを追加したり、新しい情報を入れたりと毎日発生する更新作業に励む日々。また、スマートフォンのような新しい端末に対応した技術を勉強していくのもWebデザイナーには欠かせないことのひとつ。「先輩から引き継ぎつつ、基本的にはひとりで担当しています。依頼内容を聞いてから提案をするのですが、クライアントさんの要望通りに出来上がったときはやっぱり嬉しいですね」と仕事の醍醐味を語ってくれました。

無理に周りに合わせたりせず、自分の持ち味やペースを見つけて!

元々パソコンに興味があり、組立実習に惹かれて入学を決意したという服部さん。「授業で学んだWebシステムの知識は使いやすさや視覚効果の側面からデザインの現場でも役に立っています。
大学生活の4年間は周りに左右されず、思った道を突き進んで自分らしさを見つけてください」と後輩へ心強いエール!

服部 花香さん

※上記は「学部案内2012/2013」に掲載時の情報です。

武田薬品工業(株)
名古屋支店 静岡営業所勤務

医療薬品の情報収集と提案

杉本 祥子さん

2004年 経営システム工学科卒業(現:情報学科)
兵庫県立西脇高校出身

さまざまな種類の医薬品を扱う大きな責任と信頼が生まれる仕事

総合医薬品メーカーとして国内トップクラスの「武田薬品工業」。医薬品メーカーの営業(MR:MedicalRepresentatives)は、単に製品の販売促進ではなく医薬品の適正使用に関する情報提供や、有効性・安全性に関わる情報の収集を担っています。また、医療関係者のニーズを把握し解決案も提供しています。「たくさんの医薬品情報を、目的や状況に合わせて、正しく発信することが会社のモットー。地域医療の質の向上を目指す医薬品のスペシャリストとしての責任感を痛感しています」と杉本さん。もちろん命に関わる仕事だけに顧客の要求や姿勢も厳しく、真の信頼関係を築くことが求められます。「会社では一人でなくチームで活動するため、悩みや喜びを共有できることも強み。目標はコンサルティングができる営業です」と頼もしい限り。

新しい興味や可能性も大切 力まずにやりたいことを見つけて

入学時はコンピュータに関心があったという杉本さん。「経営学を学び顧客志向の考え方に共感。文系と理系のどちらにも通じる4年間でした。仕事の専門知識は入社後でも大丈夫。勉強と努力を続ければ必ず実を結ぶから」と笑顔を見せます。「学生時代には多くの出会いを経験して、自分を磨いてください」とメッセージをいただきました。

杉本 祥子さん

※上記は「学部案内2011」に掲載時の情報です。

NECインフロンティア(株)
システム開発事業部 第二システム部勤務

システムのソフトウェア開発
人や社会の安心を支える、システムづくりに貢献。

山本 絵理さん

2007年度 情報システム工学科(現:情報学科)卒業
千葉県銚子市立銚子高校出身



お店や学校、病院などで、ドアを開けて部屋に入る際、カードリーダーにカードを当て、人が部屋に入っていくのを目にしたことはないだろうか。このように、部屋への入室・退室を管理するシステムのソフトウェア開発が、山本さんの仕事。これは、主に人の出入りを制限するなど、セキュリティ対策を目的としている。企業や個人の情報管理が問題となっている今、たくさんの企業や公共の場で導入されている。企業によっては、入室・退室データだけでなく、従業員の勤務状況のデータも取って欲しいという依頼も。お客様の要望に沿ってソフトウェアを提案・開発するのも、山本さんの仕事だ。

もともと、モノづくりに興味があったことから、工学系の近大工学部へ入学。「広いキャンパスでのびのび勉強できたこと。就職支援もしっかりしていて良かった」と振り返る。また、パソコンを使っての実践的なプログラミング実習は、今、プログラマーとして働く上で役立っていると実感するそう。

今年、3年目。人や社会の安心を支える仕事内容に惹かれて、現会社へ入社。仕事では同じ失敗をしない、教わったことはその都度メモすることを徹底。基本だけど、これが重要だという。初心を大切に、安心して暮らせる社会のために、全力を尽くす。

センパイからひと言

失敗を恐れずにまずは挑戦を!できないと最初から諦めてしまっては道は切り開けません。失敗しても次へ活かせば大丈夫。チャレンジする気持ちを大切にしてくださいね。

山本 絵理さん

※上記は「comimi2010」に掲載時の情報です。