教育プログラム;
教育目標と各科目との対応
試験の種類
化学生命工学科で実施される試験は,工学部の規程に基づいて実施される以下の試験です。
定期試験
全学生を対象にして各学期末に定期的に行なわれる試験のことで,1年間に前期定期試験と後期定期試験とが行なわれます。試験時間割表はそれぞれの試験の約2週間前に教務学生関係掲示板にて発表され,各試験の範囲などは各担当教員より授業の中で指示されます。
臨時試験
定期試験以外に各担当教員が必要に応じて臨時に行う試験のことです。臨時試験の実施は講義中に担当教員から口頭で連絡されて,教務関係掲示板に発表されない場合が多いので,講義の欠席は思わぬ不利益を生じる場合がありますので注意が必要です。講義概要の中では,中間テスト,小テストなどと記載されている場合があります。
追試験
病気・負傷などやむを得ぬ事情により,定期試験を受けることができなかった学生に対して,特に必要と認められた場合に限り行われる試験のことです。追試験の受験申請は,学生支援課備付けの「追試験受験申請」用紙に,医師の診断書など正当な欠席理由を証明できる書類を添えて,当該科目の試験実施後7日以内に学生支援課に提出してください。審査の上許可します。追試験は当該科目試験日以降の指定日に行われますので,追試験実施や学生呼び出しの掲示に注意が必要です。以上のように追試験は,やむを得ない事情の際に実施されるものですので,講義概要には記載されていません。
再試験
4学年に在籍し,当該年度で卒業所要単位数に達せず,その不足単位数が基礎教育科目・専門科目を含めて3科目(6単位)以内の学生で,当該年度において不足当該科目の履修登録を行い,定期試験または追試験を受験して不合格となった学生に対する試験のことです。
卒業研究評価
研究室での研究・実験(40%),中間発表(10%),卒業研究発表会(20%),卒業論文(30%)を目安として総合評価され,学科会議にて合否判定が行なわれる。
卒業研究は以下の項目が求められる。
- 研究の背景と目的を説明することができる。
- 研究の方法論を説明できる。
- 実験方法に基づいて実験計画を立案することができる。
- 計画に沿って実験を実施できる。
- 実験データを整理し記録できる。
- 得られた結果から新たな仮説が立案でき,それを検証するための実験計画を立てることができる。
- 卒業論文としてまとめることができる。
卒業研究はプレゼンテーションやディスカッション能力も評価の対象となる。
- 課題の目的を十分把握し,簡潔に説明できる。
- 調査・実験などの研究方法を,研究の流れに沿って説明できる。
- 課題と結果を関連付け説明でき,結果の持つ意味を十分理解している。
- 発表の資料が聞き手に分かるように準備されている。
- 発表の態度が堂々とし,聞き手に理解させようとする努力が見られる。
- 質問の意味を正確に捉え,的確な答をスムーズに話すことができる。
学生同士の相互評価
- 他人のプレゼンテーションを聴き,的確な質問や評価ができる。
プレゼンテーションは中間発表等数回行う。それらはすべて総合評価の対象となる。また,学生による評価や,学生の評価能力も総合評価の資料として組入れられる。
レポート評価
各科目で提出するレポートは基本的には次の点を評価する。
- 課題が理解できているか?
- 結果を整理し説明できているか?
- 他の情報を収集し,結果を考察できているか?
- 読手に分かり易い文章で書かれているか?
- 課題に対する各自のまとまった答えがはっきりと書かれているか?
レポートは以上の項目を基本とし,さらに,各科目の教育目標に応じた評価をする。
実習評価
実習の評価は次のような項目に留意して,レポート評価を加え総合的に評価する。
- 実習に積極的に参加したか?
- 実習の目的を理解しているか?
- 実習項目に関する情報の収集を行ったか?
- 安全に留意し実験操作等が適切に行ったか?
- メンバーと協力して実習を行ったか?
- 実験結果を整理して記録できているか?
- 実験結果をプレゼンテーションやレポートなどで報告できるか?