ピックアップ書籍

2024年10・11月 特集コーナー

特集コーナー〈展示中〉

読書の手がかりと支援のため、「テーマ」を決めて、図書を展示しております。

展示図書は貸出可能です。ぜひ、手に取って読んでみてください!

※ホームページ内、「開館カレンダー」で確認の上、来館ください。

※興味がある本の貸出状況は「OPAC検索」を参照ください。(特集分は、リスト「書名」を選択!)

HP掲載「学生・先生選書本②」2024-10.pngリストはこちら⇒「学生・先生選書本②」2024-10.pdf HP掲載「ひとやすみ」2024-11.pngリストはこちら⇒「ひとやすみ」202411.pdf

●〇●〇●〇● 国内トラベル 電子図書特集 ●〇●〇●〇●

日帰り旅行、夏休みや冬休みの旅行、ちょっと暇な時間に旅行気分

そんな時に各地の電子図書をご利用ください👇

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教員おすすめの一覧

◆電気電子工学科 今宿先生からのおすすめ本◆

超訳 吉田松陰『覚悟の磨き方』

【先生からの紹介文】

「大きく変化する世界や社会の中で自らの信念を持つことが大変難しい世の中になってきています。そのような時代であるからこそ、読んで欲しいのが吉田松陰の言葉です。」「知は行の本たり 行は知の実たり」 是非、ご一読あれ

◆建築・デザイン学科 小池先生からのおすすめ本◆

岸 政彦 『断片的なものの社会学』

【先生からの紹介文】

LGBTQや貧困などの差別問題ではマジョリティが意識されることはない。それだけに一般化したマジョリティが無意識に放つ暴力は、マイノリティの人たちを苦しめる。普通は普通でないことを生み、幸福な人たちは無邪気な笑みで不幸な陰をつくる。巷にあふれる多様性を礼賛する小説とは一線を画した、自身も無精子症でこどもを持てない作者が、社会学者ならではの視点から、陰で生きる人の断片を交えて、市井が不条理であふれていることを淡々と語っていく。多様性の先にある社会を考えさせられる一冊。

村木 嵐 『まいまいつぶろ』

【先生からの紹介文】

出産時に全身麻痺という重大な障害をおってこの世に生まれてきた八代将軍吉宗の嫡男、家重。彼の言葉は誰にも理解してもらえず、幼い家重はそのたびに癇癪を起していた。そんな家重の運命は、彼の言葉を普通に理解する大岡忠光との出会いにより一変する。「家重様の口に徹せよ」という大叔父の大岡越前の言葉を頑なに守る忠光。しかし周囲は自分の言葉を家重の「ことば」であることを利用し、政を陰で操作しているのではないかと糾弾される。家重と、その他大勢の「家重のことばを解さない」家臣たち。さまざまな思惑がその間をとりもつ「家重の口」となった忠光にのしかかる。実在していた人物と歴史的事実の中から、実際にあったであろう混沌とした人間劇をわかりやすく描いた歴史小説。

九段 理江 『東京都同情塔』

【先生からの紹介文】

犯罪は個人の気質に帰するものではなく、社会的背景により育まれた意識により引き起こされるとし、犯罪者にこそよりよい住環境を与え、幸せであることの意義を理解してほしいという願いのもと、東京に建設された犯罪者収容タワー「シンパシータワートーキョー」。究極の多様性許容の世界で、無菌化せざるを得ない言葉たち。その象徴として、アルカイックスマイルをたたえながら文章を吐き出していく生成AIたち。無反省な『共有』がもたらす「大きな物語」のない世界で、われわれはなにをよりどころにすればいいのか。東京都同情塔が同情しているのは近未来のわれわれの日常かもしれない。改めて多様性が併存する世の中での「やわらかな共有」のあり方を考えさせてくれる一冊。

カルロ・ロヴェッリ『時間は存在しない』

【先生からの紹介文】

「わたしたちはさまざまな宇宙の性質のなかのきわめて特殊な部分集合を識別するようにできていて、そのせいで時間が方向づけられているのだ。」  量子的時空間の中で、極めて相対的に認識される時間。それはもはやわれわらの外部で無自覚で流れ続けるものではない。超ひも理論と並ぶ統一理論である量子重力理論のひとつ「ループ量子重力理論」の提唱者のひとりカルロ・ロヴェッリが、絶対的な時間が存在しないことを事例を踏まえながら丁寧にかつ、わかりやすく解説する。

中野剛志『奇跡の経済教室 大論争編』

【先生からの紹介文】

「拝啓、財務事務次官殿、批判しまくってごめんなさい。でも、間違っているのは、あなたです。」 日本におけるマクロ経済の仕組みをわかりやすく解説し、誤った経済政策により30年におよぶデフレを引きおこしている日本の官僚を痛烈に批判。門外漢でも批判ができる理論的思考の勉強にもなり、歯に衣着せぬ書き方で、読み物としてもぐいぐい引き込まれる一冊。

市川沙央『ハンチバック』

【先生からの紹介文】

このものがたりの最初と最後には、釈華が書いたと思われる風俗系のライトノベルが差し込まれている。冒頭ではひたすら能天気な文章表現だったものが、最後にはややシリアス味を帯びたものになっている。「孕んで堕ろす」のほかに「高級娼婦になる」という夢を抱いていた釈華。少なくとも、精神的に優位に立った田中の種を命がけで飲み込むことで、彼女を苦しめている「痰」は「担」になり、喉に穴をあけて30年近く経ち初めて彼女の一部として寄り添う存在になったのではなかろうか。

カル・フリン『人間がいなくなった後の自然』

【先生からの紹介文】

汚染された町、山号衰退で荒廃した都市、産業廃棄物で築かれた山、国家政策の失敗で見捨てられた巨大な廃墟。人間の所業によって放置されてしまった土地に、いつのまにか“自然”が新しい生態系として誕生する。そんな12か所の「人間がいなくなったあとの自然」を訪ね、そこでの体験をつづった一種の紀行文。人間と自然の新たな関係構築のヒントとなる一冊。

【紹介文の全容は図書館に展示しています。ぜひ手に取ってご覧ください!】

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◆図書館にシラバス参考文献の多くをご用意しております◆

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キャリアおすすめの一覧

2024年度 キャリア支援室 おすすめ図書です。

図書館にご用意しております。ぜひ、ご活用ください。

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