教員紹介
- 石上 敬子
- 准教授
所属 |
法学部 法律学科 |
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学位 | 修士(法学) |
専門 | 民法 |
ジャンル | 法律/会社・取引 |
コメント | 消費者契約などで問題となる契約の不当条項規制について、約款に着目して研究しています。 |
リサーチマップ | https://researchmap.jp/k-1sh1gam1 |
研究中のテーマ
約款法を法分野横断的に研究しています。
最近の研究業績
- 「スポーツ仲裁評釈 JSAA-AP-2022-013(テニス)仲裁判断について」
- 「専門分野ごとの生成AIの活用事例:法学分野の場合(課題研究シンポジウムII:高等教育における生成AI利用のガイドラインに関する研究)」
- 「約款と個別合意:保険判例からの一考察」
- 「死亡保険金について特別受益に準ずる持戻し(民法903条類推適用)が否定された事例[広島高裁令和4.2.25決定]」
- 「ドイツの「児童騒音」をめぐる法状況―環境法における特権化と民法への影響」
- 「大人数(対面型)講義におけるzoomを用いたグループワーク――ポストコロナのICT活用授業」
- 「大学法学部における生成AIの可能性と展望」
- 「契約内容規制における考慮事由としての当事者利益の外延――ドイツ約款法における「一般利益[Allegemeininteressen]」 をめぐる議論を契機に――」
- 「約款における契約説の意義に関する一考察―スポーツ仲裁自動応諾条項に関する仲裁判断を契機に」
- 「〈翻訳〉消費者保護法における「時間」という名の後見人」
ゼミナール(民法演習 )
民事模擬裁判を通じて、法的思考力の基礎となる論理的思考力、ロジカルシンキングを磨きます。また、その表出・伝達の場面にあたるロジカルプレゼンテーションについても、プレゼンテーション手段の特性に応じた方法論を学びます。一方、予防法学としての契約書の作成についても、具体的な事例を素材として取り組みます。想像力を働かせて、ルールを創造する醍醐味を味わいましょう。学外との討論会を積極的に企画します。普段とは違う緊張感も楽しんでもらえたらと思います。
ゼミはプレゼンが中心ですが、プレゼンが苦手な人も大歓迎し
ます(教員自身もプレゼンは大の苦手です)。発言して表に立つ者、地道な調査によってその土台を支える者など、毎回十分な予習をして積極的に参加することは大前提ですが、それぞれの得意分野を生かして参加してください。
学歴/経歴
学歴
- - 2011年3月
東北大学 大学院 - 同志社大学 大学院
- 京都大学 法学部
経歴
-
2021年4月 - 現在
近畿大学 法学部 准教授 -
2016年4月 - 2021年3月
大阪経済法科大学 法学部 准教授 -
2011年4月 - 2016年3月
同志社女子大学 現代社会学部 助教(有期)
所属学協会
- 日本教育工学会
- 日本スポーツ法学会
- 大学教育学会
研究活動情報
研究分野
- 人文・社会, 民事法学
- 人文・社会, 社会法学
- 人文・社会, 新領域法学
研究キーワード
民法, 契約法, 不当条項規制, 約款, 定型約款, 事業者間契約, 消費者契約, 労働契約, 保険契約, ドイツ法, 法教育, 教育工学, 生成AI, 生成系AI
論文
-
契約内容規制における考慮事由としての当事者利益の外延――ドイツ約款法における「一般利益[Allegemeininteressen]」 をめぐる議論を契機に――
生命保険論集 223 2023年6月 [査読有り] -
約款における契約説の意義に関する一考察―スポーツ仲裁自動応諾条項に関する仲裁判断を契機に
石上 敬子
『これからの民法・消費者法(Ⅱ) ― 河上正二先生古稀記念』信山社 463-480 2023年3月 -
約款規制の事業者間契約における意義 ―ドイツにおける議論の変遷と現状-
石上敬子
損害保険研究 82 (3) 35-60 2020年11月 [査読有り]
書籍等出版物
- 民法総則ベーシックス: CASE&Qから学ぶ , 石上 敬子; 大川 謙蔵; 宍戸 育世; 下村 信江; 長谷川 義仁; 福田 健太郎; 松久 和彦 , 法律文化社 , 2024年12月10日
- 新・判例ハンドブック債権法I , 潮見 佳男; 山野目 章夫; 山本 敬三; 潮見 佳男; 山野目 章夫; 山本 敬三 , 日本評論社 , 2018年3月23日
- ヨーロッパ契約法原則〈3〉 , オーレ ランドー; アンドレ プリュム; ラインハルト ツィンマーマン; エリック クライフ; Eric Clive; Andr ́e Pr ̈um; Ole Lando; Reinhard Zimmermann; 潮見 佳男; 中田 邦博; 松岡 久和 , 法律文化社 , 2008年10月
講演・口頭発表等
- 専門分野ごとの生成AIの活用事例:法学分野の場合(課題研究シンポジウムII:高等教育における生成AI利用のガイドラインに関する研究) , 石上敬子 , 大学教育学会2024年度課題研究集会 , 2024年11月17日
- 約款と個別合意:保険判例からの一考察 , 石上敬子 , 取引法研究会 , 2024年11月16日
- ドイツの「児童騒音」をめぐる法状況―環境法における特権化と民法への影響 , 石上敬子 , 比較法学会第87回総会 , 2024年6月1日
MISC
- スポーツ仲裁評釈 JSAA-AP-2022-013(テニス)仲裁判断について , 石上敬子 , 日本スポーツ法学会年報 , 31 , 140 , 153 , 2024年12月
- 死亡保険金について特別受益に準ずる持戻し(民法903条類推適用)が否定された事例[広島高裁令和4.2.25決定] , 石上敬子 , 保険事例研究会レポート , 371 , 14 , 23 , 2024年9月
- 〈翻訳〉消費者保護法における「時間」という名の後見人 , Cosima Möller; 石上敬子 , 『これからの民法・消費者法(Ⅰ) ― 河上正二先生古稀記念』信山社 , 99 , 116 , 2023年3月
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 大学教育学会, 大学教育学会課題研究, 高等教育における生成AI利用のガイドラインに関する研究
- 公益財団法人損害保険事業総合研究所, 2024年度損害保険研究費助成制度, 約款の内容規制における考慮事由としての第三者利益の意義
- 生命保険文化センター, 生命保険に関する研究助成, 約款の内容規制における考慮事由としての抽象的利益――ドイツにおけるAllgemeininteressenをめぐる議論を契機に
教育活動情報
担当経験のある科目
- 民事法特別講義(ビジネス法)
- 民法(契約)
- 民法(総則)