教員紹介
- 三柴 丈典
- 教授
所属 |
法学部 法律学科 法学研究科 働き方改革推進センター |
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学位 | 博士(法学) |
専門 | 労働法・産業保健法 |
ジャンル | 法律/仕事とくらし |
コメント | 労働法の中でも職場の安全と健康に関する法、特にメンタルヘルスに関する法を専門としています。ここ数年はメンタルヘルスや喫煙に関する法律問題について、新聞やテレビで解説を行う機会が増えました。 |
リサーチマップ | https://researchmap.jp/takenori_mishiba |
研究中のテーマ
労働者などの安全や健康に貢献できる法制度や法理論のあり方
最近の研究業績
- 「노동자 정신건강에 관한 일본의 법제도 (Japan's Legal System for Workers' Mental Health)」
- 「個人と組織の健康測定・情報管理と法」
- 「職場におけるがん検診推進の背景と課題~法定外健康情報の取扱いの適正化へ向けた序論~」
- 「問題行動がみられ発達障害が疑われた労働者の退職措置が違法とされた例」
- 「安衛法の来し方行く末」
- 「労働安全衛生法制定から50年―労働安全衛生法制定と作業環境測定制度の進展―」
- 「Legal Protection of the Health and Safety for Gig Workers: The Present Status and Future Prospects in Japan」
- 「ギグワーカーの安全衛生に関する法的保護のあり方について-日本の状況と展望-(※Legal Protection of the Health and Safety for Gig Workers: The Present Status and Future Prospects in Japanの邦語版)」
- 「英文学術書の出版経験とpotential authorへのメッセージ~T.Mishiba. Workplace Mental Health Law . Routledge,2020の出版経験を踏まえて~」」
- 「Workplace Mental Health Law: Perspectives Based on a Comparative Analysis of Legislation in Seven Countries」
ゼミナール(労働法演習 )
私のゼミナールでは、先ずは3 回生の時に、判例研究を行います。現代的な労働問題を扱う生の裁判例をとりあげ、報告担当者の報告を受けて、全員で討論します。 むろん、参加者全員が事前に裁判例を読み、関連事項を調べてくることが前提になります。
ゼミでの発言は、実際の訴訟実務にのっとって行うことが求められます。そして4 回生に至ると、ディベート又はプレゼンテーションを実施します。
先ず、教員がゼミ生全員から関心のある労働法上のテーマを聞き取り、それを踏まえて6 ~ 7 つ程度の課題を提示します。ゼミ生は、そのいずれかを選択し、原則4 人1 組(ディベートの場合2 対2 のペア)となって、ディベート又はプレゼンテーションを実施していきます。班員以外は、毎回審査員となり、説得力のある方に軍配をあげます。
最終的には、それまでの経過を踏まえ、各自にレポートを提出してもらう予定です。
その他、就職活動支援の一環として教員・学生の双方が面接官役を務めるモギ面接を行うほか、希望者には、個別的に卒論指導を行います。
学歴/経歴
学歴
- 1996年4月 - 2000年3月
一橋大学大学院 法学研究科 - 1994年4月 - 1996年3月
千葉大学大学院 社会科学研究科 - 1989年4月 - 1993年3月
成城大学 法学部
経歴
-
2012年 - 現在
近畿大学法学部 Faculty of Law 教授 -
2007年 - 2012年
近畿大学法学部 Faculty of Law 准教授 -
2002年 - 2007年
近畿大学法学部 Faculty of Law 助教授 -
2001年 - 2002年
近畿大学法学部 Faculty of Law 専任講師 -
1999年 - 2001年
近畿大学法学部 Faculty of Law 特任講師
所属学協会
- 日本産業保健法学会
- 日本産業衛生学会
- 日本労働法学会
研究活動情報
研究分野
- 人文・社会, 社会法学
研究キーワード
産業保健法, 労働法
論文
-
個人と組織の健康測定・情報管理と法
三柴 丈典
日本労働研究雑誌 (762) 4-14 2024年1月 [招待有り] -
職場におけるがん検診推進の背景と課題~法定外健康情報の取扱いの適正化へ向けた序論~
泉 陽子; 菰口 高志; 立道 昌幸; 三柴 丈典
産業保健法学会誌(日本産業保健法学会) 2 (2) 21-32 2023年12月30日 [査読有り] -
安衛法の来し方行く末
三柴 丈典
日本労働法学会誌 (136) 7-22 2023年5月
書籍等出版物
- 生きた産業保健法学 , 三柴 丈典 , 産業医学振興財団(協力 日本産業保健法学会) , 2024年9月13日
- 産業保健マニュアル(改訂8版) , 三柴 丈典 , 産業保健に関する裁判事例(81-88頁) , 産業保健に関する裁判事例(81-88頁) , 南山堂 , 2021年6月1日
- 職場のメンタルヘルスと法 比較法的・学際的アプローチ(Workplace Mental Health Law: Comparative Perspectives 2020の邦語版) , 三柴 丈典 , 法律文化社 , 2020年12月10日
講演・口頭発表等
- 中小企業の産業保健と法 ~現状と展望・解決策の模索 , 座長吉田肇; 座長演者錦戸典子; 大村倫久; 神村裕子; 江口尚; 三柴丈典 , 日本産業保健法学会第4回学術大会 メインシンポジウム , 2024年9月22日
- 産業医と生きた法:信頼される産業医を考える , 三柴 丈典 , 第120回日本精神神経学会学術総会 一般シンポジウム 精神科医・産業医の意見申述 その方法と倫理 , 2024年6月20日
- 産業医・産業保健と「生きた法」 ~政策と事件から得られる実務への示唆~ , 三柴 丈典 , 第97回日本産業衛生学会 特別講演 , 2024年5月23日
MISC
- 노동자 정신건강에 관한 일본의 법제도 (Japan's Legal System for Workers' Mental Health) , Takenori Mishiba , 한국노동연구원 (International Labor Brief) , 22 , 3 , 18 , 32 , 2024年6月15日
- The Legal Regulation of Psychological Hazards at Work: The Hypothesis regarding the Benefits of the Mental Health Approach Compared to the Psychosocial Risk (PSR) Approach , Takenori Mishiba , Journal of work health and safety regulation(The Japan Association of Occupational Health Law) , 2 , 2 , 97 , 109 , 2024年4月
- 大学勤務者のメンタルヘルスと法~実務的な対応法を考える~ , 三柴 丈典 , 大学のメンタルヘルス(全国大学メンタルヘルス学会) , 7 , 22 , 29 , 2023年12月
受賞
- 2019年10月, 中央労働災害防止協会, 緑十字章
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 厚生労働省, 厚生労働行政推進調査事業費補助金(政策科学推進研究事業), 法学的視点からみた社会経済情勢の変化に対応する労働安全衛生法体系に係る調査研究 , 一般社団法人日本産業保健法学会
- 厚生労働省, 厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業), 労働安全衛生法の改正に向けた法学的視点からの調査研究
- 厚生労働省, 厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業), リスクアセスメントを核とした諸外国の労働安全衛生法制度の背景・特徴・効果とわが国への適応可能性に関する調査研究