教員紹介
- 野口 夕子
- 教授
所属 |
法学部 法律学科 法学研究科 |
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学位 | 博士(法律学) |
専門 | 商法、保険・海商法 |
ジャンル | 法律/会社・取引 |
コメント | 保険法制に設ける損害防止義務及び損害防止費用負担義務について、保険法制史を遡る中で両義務がなぜ義務として保険法制に組み込まれていったのかを解明すべく研究を続けています。 |
リサーチマップ | https://researchmap.jp/read0192032 |
研究中のテーマ
海上損害とその対処策、なかでも海上保険および船舶衝突にかかる法律問題について研究しています。
最近の研究業績
- 「保険法51条3号における「保険金受取人」の範囲―高松高裁平成26年9月12日判決を再考する―」
- 「保険契約における重大事由解除の有効性と故意免責の可否 ―広島高判令和3年3月12日金判1618号21頁―」
- 「保険法51条3号における「保険金受取人」の範囲:高松高裁平成26年9月12日判決を再考する」
- 「個人募集代理店を営む者による告知義務違反の成否と保険者による個人募集代理店委託契約解約の有効性(東京地裁令和元年12月12日判決(平30(ワ)31426号地位確認等請求事件))」
- 「個人募集代理店による告知義務違反(東京地裁令和元年12月12日判決)」
- 「論点体系 保険法〈第2版〉2」
- 「論点体系 保険法〈第2版〉1」
在外研究等
Visiting fellow, University of Southampton: 2016-2017
ゼミナール(商法演習 )
専門演習では、主たる保険判例を素材として、報告および討論を繰り返すことにより、保険法を理解することを目的としています。したがって、報告担当者による報告と、それを踏まえた討論によって、進められます。報告担当者は、割り当てられたテーマおよび判例について、レジュメをはじめ、素読原稿等の資料を作成し、それに基づいて報告を行います。そして、報告を通じて提起された問題点について、さまざまな観点から、あるいは、さまざまな立場から検討を加え、解決に導いていきます。そのため、報告担当者に報告のための十分な準備が求められることはもちろんですが、報告担当者以外の受講者もまた、必ず予習し、自分なりの見解や疑問をもって受講するようにしてください。
学歴/経歴
学歴
- 1996年4月 - 1999年3月
京都産業大学大学院 法学研究科 - 1994年4月 - 1996年3月
京都産業大学大学院 法学研究科 - 1990年4月 - 1994年3月
京都産業大学 法学部 - 1987年4月 - 1990年3月
徳島県立城ノ内高等学校
経歴
-
2018年12月 - 現在
中京大学 法務研究所 特任研究員 -
2008年4月 - 現在
近畿大学 法学部 教授 -
2016年9月 - 2017年8月
サウサンプトン大学 ロースクール 客員研究員 -
2014年5月 - 2016年1月
清河法律事務所 弁護士 -
2009年8月 - 2014年4月
弁護士法人 梅ヶ枝中央法律事務所 弁護士 -
2007年4月 - 2008年3月
近畿大学 法学部 准教授 -
2003年4月 - 2007年3月
近畿大学 法学部 助教授 -
2003年4月 - 2006年3月
山口大学 経済学部 非常勤講師 -
2004年9月 - 2004年9月
島根大学 法文学部 非常勤講師(集中講義) -
2001年9月 - 2003年3月
山口大学 経済学部 助教授 -
2002年8月 - 2002年9月
島根大学 法文学部 非常勤講師(集中講義) -
1999年4月 - 2001年8月
山口大学 経済学部 専任講師
所属学協会
- 比較法学会
- 日本リスク学会
- 日本海法学会
研究活動情報
研究分野
- 人文・社会, 民事法学
研究キーワード
商法, 保険法, 海商法
論文
-
保険法51条3号における「保険金受取人」の範囲―高松高裁平成26年9月12日判決を再考する―
野口 夕子
生命保険論集 (228) 111-131 2024年9月20日 -
保険契約における重大事由解除の有効性と故意免責の可否 ―広島高判令和3年3月12日金判1618号21頁―
野口 夕子
中京ロイヤー 40 119-132 2024年3月30日 -
個人募集代理店を営む者による告知義務違反の成否と保険者による個人募集代理店委託契約解約の有効性(東京地裁令和元年12月12日判決(平30(ワ)31426号地位確認等請求事件))
野口夕子
保険事例研究会レポート (355) 12-24 2022年11月
書籍等出版物
- 論点体系 保険法〈第2版〉2 , 野口夕子 , 第50条(被保険者の死亡の通知)156-163頁、第79条(給付事由発生の通知)392-395頁 , 第50条(被保険者の死亡の通知)156-163頁、第79条(給付事由発生の通知)392-395頁 , 第一法規株式会社 , 2022年7月15日
- 論点体系 保険法〈第2版〉1 , 野口夕子 , 第13条(損害の発生及び拡大の通知)162-170頁、第15条(損害発生後の保険の目的物の滅失)182-183頁、第16条(火災保険契約による損害てん補の特則)184-188頁、第23条(費用の負担)244-250頁 , 第13条(損害の発生及び拡大の通知)162-170頁、第15条(損害発生後の保険の目的物の滅失)182-183頁、第16条(火災保険契約による損害てん補の特則)184-188頁、第23条(費用の負担)244-250頁 , 第一法規株式会社 , 2022年7月15日
- 論点体系 保険法Ⅱ:生命保険、傷害疾病定額保険、雑則【第37条~第96条】 , 野口 夕子 , 「第50条:被保険者の死亡の通知」、「第79条:給付事由発生の通知」 , 「第50条:被保険者の死亡の通知」、「第79条:給付事由発生の通知」 , 第一法規株式会社 , 2014年7月
講演・口頭発表等
- 保険法51条3号における「保険金受取人」の範囲:高松高裁平成26年9月12日判決を再考する , 野口夕子 , 令和5年度7月度保険学セミナー(大阪) , 2023年7月8日
- 個人募集代理店による告知義務違反(東京地裁令和元年12月12日判決) , 野口夕子 , 令和4年度第6回保険事例研究会〈大阪〉 , 2022年11月11日
- 受取人変更時の契約者の意思能力について(東京高裁平成28年10月27日判決) , 野口 夕子 , 平成30年度第7回保険事例研究会(大阪) , 2018年12月14日
受賞
- 2000年11月, 日本リスク研究学会, 奨励賞
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金), 英国における一連の保険法制改革が海上保険分野に及ぼす影響を検証する(基盤研究(C))(課題番号18K01350)
- 日本学術振興会, 科学研究費補助金(学術創成研究費), 海上保険法制の中での損害防止費用負担義務にかかる実証的研究(若手研究(B))(課題番号22730098)
- 日本学術振興会, 科学研究費補助金(学術創成研究費), 損害防止費用負担義務形成史についての実証的・比較法的研究(若手研究(B))(課題番号18730081)
教育活動情報
担当経験のある科目
- 会社法
- 海商法
- 保険法