2021年度卒業論文・卒業制作題目一覧
井田 太郎ゼミ
- 井原西鶴『男色大鑑』の位置づけについて
- 古典作品から見るトランスジェンダー
- 『曾根崎心中』から見る観音考
大澤 聡ゼミ
- 坂口安吾と戦争――『堕落論』『白痴』から見る人間の実相
- 豊島与志雄の戦後作品に見る「自由」観
- 筒井康隆『虚人たち』以前/以降――「超虚構理論」を用いた解読
- ふたつの時間と憑在論――古井由吉『ゆらぐ玉の緒』試論
- 谷崎潤一郎『卍』の構造分析
- 虚構と無意識――SF的想像力の歴史的変遷
- 現代ファンタジーの教育効果――上橋菜穂子と荻原規子の諸作品を題材に
- 「生きる力」はいかにして可能か――学校教育の諸課題と解決策
- これからの国語定番教材の拡張可能性
- 日本ホラー映画におけるジェンダー表象――通史的整理、および海外との比較を中心に
- アダプテーションとノンフィクション――『図書館戦争』を事例に
- 豊島与志雄における創作と実生活
- 国難の時代の現代小説――本屋大賞から考える
- 「大正」という時代――『鬼滅の刃』の時代考証を中心に
- 妹の力の行方――宮沢賢治に宮沢トシが与えた信仰的影響について
- 二次創作の可能性――「ゆっくり実況」の分析を事例に
大田垣 仁ゼミ
- 『オタクことば』は存在するか―『ヲタクに恋は難しい』を題材に―
- 「芦屋」の事例から見るマンション名における地名使用の広がりについて
- 化粧品の色彩ネーミングから見る日本の色彩イメージと比喩
- 提喩の分析―類で種を表す提喩の特徴について―
- 漫才のツッコミにおける文末「カ」文の実態
- コロナ禍で生まれた用法と新語の分析
- 歌詞に含まれる比喩表現から見るアーティストの特徴
- 新聞の見出しからわかるミスリード文―その上で起こる言語現象―
奥泉 光ゼミ
- 創作 脚ノート
副論文 なぜそのフェティッシュを選択したのか~フロイト理論とバタイユ理論の融合
桒原 丈和ゼミ
- 創作 root
副論文 『おやすみプンプン』から読み解く"メンヘラ"とは - 創作 過ちて徒然・淀み切って透明の
副論文 日々の暮らしのマイノリティ - 創作 青い風と扉
副論文 「限りなく透明に近いブルー」から始まる70年代若者文化と今 - 創作 秋桜・夜
副論文 世間のイメージとホストクラブの実態
小森 健太郎ゼミ
- 創作 お名前をお願いします
副論文 フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』におけるアンドロイドと人間の対比について - 創作 大団円は水底に
副論文 「正しい夏」とノスタルジア――三秋縋による「サマーコンプレックス」についての検討と考察―― - 創作 天覧図
副論文 「冒険舞台」としての異世界の効果にみる地図史の影響――欧米古典冒険小説と現代異世界小説との比較考察を通して―― - 創作 カプセル錠の雨
副論文 高屋奈月『フルーツバスケット』の関係描写の問題性について - 創作 不規律なテクノセントリズム
副論文 『銀河英雄伝説』に於ける権力に関する考察――ベンヤミンらの思想を参照して―― - 創作 「仲夏の虎」
副論文 『魔道祖師』から見る現在のBLのキャラクター考察 - 『コードギアス 反逆のルルーシュ』のテーマ性についての考察――エディプス・コンプレックスを用いて――
- 「ダークソウル」におけるアルトリウスの英雄譚とその構造的特異性について
- 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』における英雄論――ジョーゼフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』から見る英雄論――
- 『PSYCHO-PASS』におけるシビュラシステムについて――ベンヤミンの『暴力批判論』に基づく考察――
- “The Elder Scrolls V: Skyrim“から見る、現代ゲームにおけるドラゴンの役割
- 『ありふれた職業で世界最強』における宗教がもつ役割についての考察――ルドルフ・オットーの宗教論を参照して――
- 井上円了の妖怪学における現代妖怪の研究
- キャラクター面から見た『とある魔術の禁書目録』の考察
- 「シシュポス神話」の罰についての考察――V・カーストの論を参照して――
佐藤 秀明ゼミ
- 伝統的な少年漫画のテンプレートへの打破・再構成・脱構築――冨樫義博の漫画について
- 梶井基次郎『檸檬』論――没後評価の理由
- 「人間失格」論――「人間失格」の外側と内側
- 『愛の渇き』における幸福
- 抵抗の文学としての『お伽草紙』
- 「藪の中」の証言から見る真砂の魅力
- 『明暗』の小林
- 『濹東綺譚』と荷風の思想
- 『道草』の意義――「論理」と「自然」について
- 夏目漱石「前期三部作」論――彷徨者への接近
- 定番教材から見る国語教育の行方――文学作品は必要か
- 新『鬼滅の刃』論――「鬼」に課せられた運命
- 『こころ』におけるKと先生の死――先生の抱える矛盾性
- 夏目漱石『明暗』論――日陰のタブー
- 『1Q84』と「見かけ」の世界――支配と暴力の視点で
- 『こころ』における「先生の死」
- 太宰治『人間失格』――〝葉蔵物語〟の人間失格者
- 『暗夜行路』における3つの共通点が及ぼす効果
- 『こゝろ』先生を悲劇へ導く一視点――財産と二人の策略家
谷崎 由依ゼミ
- 創作 アイスティーの氷は戻らない
副論文 純文学と大衆文学の狭間
中島 一夫ゼミ
- 創作 がくぶちのなかのねこ 額のなかのせかい
副論文 同じで違う童話と児童文学 - 創作 僕は神様になれない
副論文 逃げられない少女たちの行く先 - 創作 私の芝生を刈って
副論文 「子ども」と「大人」の境界線——想像する子ども、創造する大人 - 創作 橋と火夫
副論文 森博嗣『スカイ・クロラ』における自己の拡張 - 創作 質屋テレプシコーラと獏
副論文 映画ミッドサマーの考察 - 創作 退屈
副論文 創作と内面 - 創作 二人のイメージ
副論文 吉田拓郎論――その人生と歌詞の変遷 - 創作 村に木があった場所
副論文 生きる。 - さまざまな付加価値によるホラー映画の変容――マーケティングとエンターテインメント
- 犬と人間をつなぐものとその絆――イエロードッグプロジェクトと命の大切さ
- 「量産型」「地雷系」はなぜ注目されたか
- 『ペンギン・ハイウェイ』から読み解く正解のない問いへのアプローチ
- 視聴者の映像に触れる環境と作品の見え方、捉え方
- キャラクター化する動物たち――人間と動物のあいだ
- トレンド女子論
- 私だけのジブリ論――スタジオジブリの世界観や与える影響について
- これが野原家の教育だ! 教育論から読み解く『クレヨンしんちゃん』
- ホラーゲームの歴史と演出・恐怖要素について――デジタルゲーム技術の変遷から考える
- 鳥飼茜に学ぶ女性論
- M-1グランプリ マヂカルラブリー優勝に至るまでの「M-1漫才」の推移
- 特撮作品などのフィクションにおける「英雄性」と現実世界における「英雄性」とにみられる乖離について
- 「ルッキズム」考察――ルッキズム時代をどう生きるのか
- バーチャルアイドルの誕生と流行から見る人間の欲求
深澤 愛ゼミ
- 「ダルマ」の第一義の変遷―会話文、心中文と社会史・文化史的観点からの考察―
- 関西若年層における禁止の丁寧体アキマセンの使用と標準語形ダメデスの普及
- 回文における面白みの構造―表現の受け手に着目して―
- ネット用語「SAN値」の変遷と広まり
- 「オレっ娘」はなぜ「おまえ」を使用しないのかー「オレっ娘」が二人称をどのように選択するかについて―
- 若者のネット用語の使用状況―対面での会話時の使用について―
- ブルーハーツの歌詞はなぜ「真っ直ぐ」だと感じるのか
- 創作物の中における地域方言の役割と効果
藤巻 和宏ゼミ
- 平安王朝文学における「食」の捉えかたについて
- 江戸時代における『百人一首』の受容について―『江戸名所百人一首』を中心として―
- 日本文化と狐の女性性
- 清少納言と紫式部の相対関係はいかにして作り上げられたか
- 『道成寺縁起』と「宮子姫」の物語について―縁起の定義をとおして―
- 古典教育のこれから―「ナラシカ」と共に―
八角 聡仁ゼミ
- 創作 チオクレ
副論文 漫画『屍鬼』――排斥と孤独の吸血鬼 - 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』比較分析――フェミニズムで見る日米戦闘ヒロイン
- 『オツベルと象』の語りの視線と言葉について――荒井良二・絵『オツベルと象』を参考に
- 『劇場』――永田と沙希の別れを読み解く~依存関係からの脱却~
- 『攻殻機動隊』論――自分が自分であるための部品
- 『セックス・アンド・ザ・シティ』論――キャリー・ブラッドショーという主人公
- 都市伝説と創作のかかわり
- 『ピングー』における言語について
- 『おジャ魔女どれみ』における「お着替え」が表すもの
- 朝子が待っているもの――『真夏の死』を照らす太陽を見る
- 鬼について――「トッケビ」の正体、そして鬼とは
- 対立から見る『AKIRA』――映画というメディアでの表現
- クトゥルフ神話的なるものを考える――アダプテーション理論と共に