原子力研究所の概要
近畿大学原子力研究所は、昭和35年4月、原子力に関する研究・教育を目的とする 全学共同利用研究所として設立されました。近畿大学原子炉(UTR-KINKI)は、同年8月に設置が認可され、昭和36年11月11日に臨界に到達し(熱出力0.1W)、我が国 最初の民間原子炉・大学原子炉として運転を開始しました。その後、昭和49年10月に 熱出力を1Wに増加し、昭和59年1月には小動物用照射設備、中性子ラジオグラフィ用設備および拡大垂直照射設備が新設されました。
近畿大学理工学部・薬学部の学生実習および近畿大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、九州大学などの学生の原子炉教育・訓練ならびに広範な分野の原子力研究に利用されています。また各種の原子炉研修会・講習会にも活用され、大きな成果を上げています。
Kindai University Atomic Energy Research Institute was established as a research and educational facility in 1960. A year later, the Kindai University Reactor (UTR-KINKI) began operation and achieved its first
criticality on November 11, 1961, as the first private and university-based reactor in Japan. In addition to the researchers who make use of the reactor for their experimental researches in various fields of science and
engineering, the UTR-KINKI reactor has been widely used for the training and education of students in the nuclear engineering programs. The UTR-KINKI reactor also provides opportunities for school teachers and the public to learn nuclear and radiation science in workshops and seminars.
研究所には、原子炉と付属設備を収容する原子炉施設(606㎡)のほか、放射性同位元素や加速器などを使用するトレーサー・加速器施設(482㎡)と研究棟(5楷建、1298㎡)があり、敷地(9180㎡)内はすべて周辺監視区域として関係者以外の立入りが制限されます。研究所の組織のほか、利用・管理委員会、安全委員会があります。
お問い合わせ先
原子力研究所 Kindai University Atomic Energy Research Institute
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