山縣 正幸Masayuki Yamagata

経営学部 教授

#サービスデザイン

#デザイン経営

#価値循環

#経営学史

もともと文学の研究をしたかったのですが、運命のいたずらで経営学研究者となりました。
経営学領域では、価値循環という考え方に注目しています。これは、さまざまなアクター(個人や組織、さらには人間ではない存在を含むこともあります)それぞれにとって望ましい状態を実現するためにはどうすればいいのかということを考えるキーワードです。そのための方法や考え方として、サービスデザインやデザイン経営の研究や実践に取り組んでいます。
最近は、将来を構想し、それを実現しようとする姿勢としてのアントレプレナーシップについても研究を進めています。人間は、過去や現在を起点にしつつ、将来の「ありたい状態」を構想し、実現しようとします。そこでは、技術や倫理、経済とともに感性や審美性も重要な役割を担っています。このアントレプレナーシップにおける感性や審美性についても考えています。

研究内容・関わっているプロジェクト

価値創造デザインプロジェクト

近畿大学経営学部山縣ゼミと、中小規模の“おもしろい”企業と一緒に新たな価値の創造を考えるプロジェクト。商品企画だけでなく、社内外コミュニケーション開拓や課題発見&価値循環のデザインなど、内容は多岐にわたります。
2023年度は、以下の企業7社とコラボレーション。
大阪タオル工業組合(泉州タオル)、株式会社オールユアーズ(アパレル)、木村石鹸工業株式会社(石鹸、洗剤など)、錦城護謨株式会社(ゴム)、株式会社友安製作所(金属加工、DIY、カフェ)、株式会社インフォバーン/Infobahn Design Lab(地域価値循環のデザイン)、藤田金属工業株式会社(金属加工、フライパンなど)

意味のイノベーションプロジェクト

近畿大学アカデミックシアターのACTプロジェクト。こちらは、新しい価値や意味の創造をテーマに、全学部全学年対象としたコラボレーションプロジェクトや学生対象の学びの場を設けています。