人権問題研究資料 第18号 2004 (平成16).3.31
障害者の権利宣言
Declaration on Rights of Disabled Persons 障害者インターナショナル日本会議
楠 敏雄
- はじめに
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バリアフリー化を促進させた四つの歴史的な取り組み
府中療育センター在所生による闘い
青い芝の会による告発
視覚障害者の歩行権、生存権に関わる裁判闘争
バス乗車拒否糾弾の闘い -
日本における障害者差別(バリア)の現状
障害者の社会参加を阻む4つのバリア
物理的バリアの実態 - 交通バリアフリー法の特徴と残された課題
- おわりに
「障害の社会モデル」とエンパワメント -ジェンダー概念との接点に注目して-
大阪大学大学院 松浪 めぐみ
1.はじめに
2.「障害の社会モデル」とその射程
- 障害当事者運動の起こりと障害学
- 当事者運動の誕生・発展から障害学へ
- 障害の社会モデルの射程
- 批判対象としての「障害の個人(医学)モデル」
- 「障害の社会モデル」とは
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インペアメントとディスアビリティ-当事者による「障害」概念の問い直し-
言葉を問題にする理由 - 旧来の「インペアメント、ディスアビリティ-、ハンディキャップ」
- 新しい「ディスアビリティ」概念の誕生-「社会モデル」の立場-
- ディスアビリティ-の社会構築性
- 問題の焦点を「社会に移動させる意義」
- 当事者にとっての意味
- エンパワメントの土壌としての「社会モデル」
- 「障害の社会モデル」とジェンダー概念の接点
- 「個人的なことは政治的である」
- 「解剖学的構造は運命ではない」
- セックスからジェンダーへ
- 「ジェンダーへ」、「ディスアビリティ」の共通性
- まとめにかえて
- 概念の共通性、現実での対立?
- 障害をもたない女性にとっての意味 -障害フォビアから解放へ-
- 複合差別を考えるために
政治・経済情勢と人権の視点からみた企業の方向性 北口 末広
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今日の政治・経済状況と人権
崩壊寸前の国家財政
危機的状況の自治体財政
先進国で衰退が始まる共通の特徴
経済基盤の変化と人権状況
どのような社会を築くのか
交流人口を増やすためにはどうすべきか -
人権・環境視点で見た時代の特徴と企業の方向性
環境回復と企業
環境規制をビジネスチャンスに
「人権規制」をチャンスにした企業
自己実現をサポートできる社会を
ハラスメントの防止も重要な課題
全米障害者法と企業
産業構造の劇的変化
ビジネスチャンスになる個人情報保護
トータルとしての人権情報発信企業へ
リーガルリスクマネージメントの必要性
「部落解放」婦人運動に関する考察 熊本 理抄
- はじめに〜部落解放全国婦人集会が生まれた背景
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「部落解放」婦人運動と婦人解放運動
部落女性にとっての部落差別と女性差別
一般の婦人解放運動と「部落解放」婦人運動の違い
部落解放のための婦人部運動
部落解放運動の中の性別役割分担
部落女性に求められた役割は部落男性にこそ求められる役割
男性中心の理論、実践は女性中心
部落女性の実践からみた解放理論・解放運動のとらえなおし
部落女性からみた部落解放理論の功罪 -
全国婦人集会が果たした役割と今後の課題
部落女性の「内なる性差別」
ドメスティック・バイオレンス
部落女性の視点から、既存の概念のとらえなおしを
部落女性にとっての「結婚」とは
部落女性にとっての「労働」とは
「主婦論争」と部落女性
部落女性史を明らかにしよう
部落女性にとってのエンパワメント〜地域における教育という視点から
部落男性に求められる「自覚」「変革」
近畿大学と人権問題(1)〜取り組みの開始〜 奥田 均
- 本研究の目的と進め方
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差別事件が突きつけた本学の現実
相次ぐ差別事件の発覚
大学声明「同和教育の推進について」 -
同和教育推進委員会の設立と同和教育研究会の発足
同和教育推進委員会の設立
同和教育研究会の発足 - 同和教育の研究、同和問題の開講
- 取り組みの広がり
- 近畿大学の歩みは開始された