近畿大学HOME≫人権問題研究所≫2.所属教員紹介 西村秀樹
西村秀樹(ニシムラ・ヒデキ)
1975年毎日放送入社以来、平和と人権に深い関心を持ち、日本軍性奴隷(いわゆる従軍慰安婦)で日本軍関与を示す公文書をアメリカ国内で発見し内閣官房長官談話発表のきっかけを作るニュースなどを放送、北朝鮮に七年間抑留された日本人船員のドキュメンタリー番組などを制作してきました。大学で人権と平和がどうしたら実現できるかを具体例に則して議論していきたいと思います。学外では、関西の新聞社や放送局が加盟する関西マスコミ倫理懇談会の顧問や日本ペンクラブ会員などの一員として活動しています。
<単著>
- 『北朝鮮抑留〜第十八富士山丸事件の真相』(岩波現代文庫)
- 『大阪で闘った朝鮮戦争〜吹田枚方事件の青春群像』(岩波書店)
<共著>
- 姜尚中ほか編『在日一世の記憶』(集英社新書)
- 小熊 英二ほか編『在日二世の記憶』(集英社新書)
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関西マスコミ倫理懇談会50年誌企画史委員会編
『グリコ森永・阪神大震災VSジャーナリスト』(日本評論社) - 『在日コリアン辞典』(明石書店)
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『人権年鑑』「放送メディア」(部落解放人権研究所)ほか
<趣味>
映画鑑賞(学生時代、年間150本くらい鑑賞。映画『砂の器』の野村芳太郎監督は大学サークルの先輩)
<学生へのメッセージ>
新聞、テレビのニュース、本(それも古典)を読んでほしい。インターネットや携帯電話のウェッブで世界のできごとを知ったつもりになるかもしれませんが、できごとの背景に何があるのか、どうしてそんなことが起きるのか、どうしたら再発を防止できるか、など深く識るためには、日々新聞の解説面やニュース番組、古典を読んで、世にあふれるガセネタから真実を読み解く力を身に付ける必要があります。