核磁気共鳴装置
(400 MHz)
Nuclear Magnetic Resonance System (400 MHz)
機器名称 | 核磁気共鳴装置 (400 MHz) Nuclear Magnetic Resonance System (400 MHz) |
---|---|
メーカー/型式 |
株式会社JEOL RESONANCE/JNM-AL400 |
設置場所 |
東大阪キャンパス 38号館N115 |
仕様説明 | 強い磁場の中におかれた原子核はいくつかのエネルギー状態に分かれ、そのエネルギー差に相当する電磁波を照射すると、共鳴現象が起き電磁波が吸収される現象を利用した装置です。この現象は「核磁気共鳴」と呼ばれ、現在、有機化学、物理化学のみならず農学、医学などの生命科学の分野でも応用され、近年病気の診断に役立っている MRI (magnetic resonance imaging/核磁気共鳴画像法)はこの原理を利用した装置です。 この共鳴のエネルギー差は原子の種類ごとに異なり、また同じ原子であっても、原子核の周りの電子の状態により微妙に変化することから、分子中、各々の原子周辺の電子分布や結合状態を推定することができ、分子の構造決定や物性を知る手段として利用されている現象です。 また、核磁気共鳴のエネルギー差は用いた磁場の大きさに比例し、磁場が強いほど感度と分解能が向上するため、当センターには磁場の強さが異なる400 MHz、500 MHz、800 MHz の3機種が設置されており、研究内容により使い分けが可能です。 |