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田中 誠
“自分らしく”生きる旅人!趣味も、学びも、自由に楽しむ総社1年生の大学生活に密着
環境・まちづくり系専攻 12期生
田中 誠

コロナ禍で不安いっぱいの中、始まった大学での新生活。友だち作りや授業はどのように行われているでしょうか…。今回は、一人旅が好きなフレッシュな大学生、環境・まちづくり系専攻 1年生の田中誠さんにお話を伺いました!

1.“華の大学生!”になった自分はコワい?!大学の新しい友人からの衝撃の言葉…

高校生と大学生で、何が一番変わりました?

やはり一番大きいのは「何組」という組織単位ではなくて、個人単位で自由な選択が与えられていることですかね。授業が選択できたり、時間割を決めることができたり…。担任の先生もいないので、不安なことは、友だちに聞くとかした方が良いなってすぐ思いました(笑)。

コロナ禍だと、きっと友だちを作るのも一苦労ですよね。一年生は、対面授業はあるんですか?

少し感染状況が落ち着いてきた頃から対面授業が増えました。一番多い時は、週4日で大学に行けている。1年生は、少人数の授業も多いので対面に行けているんだと思います。人数が多くても、ハイフレックス授業(対面とリモートで人数を分けている授業)なので。対面授業がリモートになったときは、課題のことを質問できる友だちがいて良かったなって思いました(笑)。

やっぱり1年生は対面授業があった方が嬉しいですよね。改めて、大学に行ってみていかがでしたか?

大学では、各地方から学生が集まるので“新しい発見”もありました。
…というのも、仙台から来ている友だちに「関西弁が怖い」って言われたんですよ(笑)。僕はしっかり奈良県で育って、関西弁だったので、「自分の言語って怖いんや…」ってはじめて知りました(笑)。ツッコむ時の『どないやねん』とか、『なんやねん、それ』とかが衝撃的だったみたいです。 あと、思った以上に女性に話しかけるハードルが高いな…と思いました(笑)。同じ授業で男子とはこんなにしゃべれるのに女性に対しては「あれ、こんな難しかったっけ(笑)。」と思いましたね。

2.一人旅好きの田中さんが考える総合社会学部と環境・まちづくり系専攻の良いところ

カメラや神社めぐりが趣味だと伺いました。きっかけはなんだったんですか?

ひとりで旅するのが好きで、それが転じて、カメラも、神社めぐりも好きになりました。大学生になってからは、福岡県とか高知県に行きました。福岡県は、大学の合格祈願で太宰府天満宮を参拝していたので、その御礼参りをしに行きました。高知県は四国地方で唯一行ったことが無かったので、興味本位でふらっと行ってみました。割と一人でどこでも行っちゃうタイプなんですけど、その一人旅の“自由さ”が、自分には合っているなと思います。

行動力が素晴らしいですね!一人旅ってかっこよくて、憧れます…。他にも、スキーをされると伺いました。

きっかけは親の影響だったんですが、スキーも『個人プレー』で行うので、自分に合っていました。高校の時は、競技スキー部に入っていてアルペン・スキー(旗に沿って斜面をいかに速く滑るかを競う競技)をしていました。合宿で雪国に行くのも、旅行気分を味わえて楽しかったです。

本当に旅行がお好きなんですね。田中さんは『環境・まちづくり系専攻』ですが、それが選んだきっかけだったりするんですか?

もともとは旅行好きが高じて、観光について学びたいと思ったんです。でもいろいろ調べているとまちづくりと観光がリンクしていることがわかってきて『環境・まちづくり系専攻』に出会いました。最終的な決定打は、“総合社会学部”だったからなんです。総社は色んな専攻を混ぜながら受けられると聞いて、良いなと思いました。1個のことに集中するのも良いですけど、色んな方向から知識を得ていくのも今後は大切になっていくのではないかと思ったから。深く突き進めるのも良いけど、時には、浅く広く、たくさんアンテナを張っていたいなと思ったからです。

主体性の鏡ですね…実際、観光やまちづくり、その他の専攻の授業を受けてみていかがですか?

まちづくりの授業で勉強になったのは、久隆浩先生の『ポスト近代社会論』という授業です。街の作り方や、近代日本のまちづくりの歴史やプロセスが学びになりました。内容は濃くて、1年生の僕には難しかったけど…。(笑)
それ以外にも、自分との接点がなかったことを学んで、興味を持てた授業がありました。
例えば『ボランティア論』という授業で「ボランティア」について学んで以降、NGOのSNSアカウントをフォローして積極的に情報を集めたりし始めました。チャリティーマラソンの存在を知って、その意義や目的を自分で調べるようになりました。あと『住みよい社会と福祉』という授業では、自分の知らないことの多さに気づかされました。「福祉」って聞くと、介護とか専門的なことを学ぶのかなと思っていたんですが、そうではなく、社会問題との関連の深さを学びました。「福祉」は思った以上に自分に身近なもので、僕らでも出来ることがたくさんあることに気づきました。そうやって新たな情報を集めて、世界を広げていると、色んなことへの繋がりを感じられます。
こういったことで改めて、総合社会学部はきっかけとか新しい接点を作り出せる学部なんだなって思います。入学してみて、「枠にハマらない」ことを感じました。それぞれの「興味」が集まっているから、それが新たな自分の刺激にもなる。自由で、多様な学部だと思います。高校生の時の自分に「進路選択に間違いは無かったぞ!」と言ってあげたいですね(笑)。

総合社会学部の自由さを活かして、学びを私生活に繋がっているんですね。では逆に、私生活の趣味や興味が勉強に繋がったことはありましたか?

それで言うと旅行に関しては、まちづくりのことについて考えさせられることが多いです。街の変化や違いに気づくことができるのも、旅行の一つの楽しみ方なので。それで気になったことがあれば、環境・まちづくり系専攻の先生にすぐ質問しています!
スキーに関しても、温暖化で降雪量が減っているなどの環境問題があるので、繋がっていると思います。そういったことに関心を持ってアンテナを張っていなければ、好きなことを続けられないので。情報を集めて、自分にできることを見つけたいと考えています。

3.今後は、観光のチカラで地方を熱く!

将来やりたいことや、なりたい将来像はありますか?

観光に携わるお仕事をしたいですね。観光について考えるのも、自分で観光するのも好きなので。好きなことを仕事にしたいなと思います。特に今は、地方創生をしたいなと考えています。あえて自分の知らない地域に行ってみて、客観的に「この場所をどう盛り上げるか」を考えるのも面白そうだなと考えています。
尚且つ、言ったことはしっかり成し遂げられるような人間になりたいと考えています。そのためにも、明るく、熱くあるべきだなと考えています。今後は、やりたいことに向けて、有言実行していきたいと思います!

執筆:木藤 千瑛(社会・マスメディア系専攻 10期生)
文中の学年等は2021年度の取材当時のもの