認定所得金額の算出方法について
算定式により算定した認定所得金額が、収入基準額以下であれば申し込むことができます。
年間収入金額から必要経費(給与所得の場合は、【表1】の控除額)を減じて所得金額を算出し、その合計から、更に【表2】のⒹ特別控除額を差し引いた金額(認定所得金額という)が【表3】の収入基準額以下であれば、申し込むことができます。次の「①認定所得金額の算出について」を確認してください。
①認定所得金額の算出について
認定所得金額が【表3】の収入基準額以下であるかを確認してください。
主たる家計支持者 年間収入金額 - 控除額(必要経費) = Ⓐ
その他の家計支持者 年間収入金額 - 控除額(必要経費) = Ⓑ
Ⓐ + Ⓑ = Ⓒ 所得金額合計
Ⓒ 所得金額合計 - Ⓓ 特別控除額 = Ⓔ 認定所得金額 ≦ 収入基準額【表3】
【表1】給与所得の場合における控除額(収入から差し引く金額)
家計支持者が2名いる場合、両方の収入を比較し、収入の高い人を「主たる家計支持者」、低い人を「その他の家計支持者」とします。
「主たる家計支持者」と「その他の家計支持者」は控除の算定方法が異なります。それぞれの算定方法で控除額を決定してください。
※ 母子・父子世帯等、家計支持者が1名の世帯は、「主たる家計支持者」のみとします。
※ 年間給与収入額が同額の場合は、1名を「主たる家計支持者」、他1名を「その他の家計支持者」として控除額を算定してください。
●「主たる家計支持者」給与所得控除額算定式
年間給与収入金額 | 控除額 |
---|---|
268万円未満 | 年間給与収入金額と同額 |
400万円以下 | 年間給与収入金額×0.2+214万円 |
400万円を超え781万円以下 | 年間給与収入金額×0.3+174万円 |
781万円を超える場合 | 408万円 |
●「その他の家計支持者」給与所得控除額算定式
年間給与収入金額 | 控除額 |
---|---|
65万円以下 | 年間給与収入金額と同額 |
65万円を超え180万円以下 | 年間給与収入金額×0.4 (ただし、控除額が65万円未満の場合は65万円) |
180万円を超え360万円以下 | 年間給与収入金額×0.3+18万円 |
360万円を超え660万円以下 | 年間給与収入金額×0.2+54万円 |
660万円を超え1,000万円以下 | 年間給与収入金額×0.1+120万円 |
1,000万円を超え1,500万円以下 | 年間給与収入金額×0.05+170万円 |
1,500万円を超える場合 | 245万円 |
※ 給与所得の場合における控除の注意事項
- ・収入金額は万円未満を切り捨て、控除額は万円未満を四捨五入して算定します。
- ・同一人で2つ以上の収入源があって、いずれも給与所得の場合は収入金額を合計した後、万円未満切り捨てて算定します。
【表2】特別控除額表
特別の事情 | 特別控除額(単位:万円) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ア.就学者 | 就学者一人につき (申込者本人を除く) |
小学校 | 31 | |||
中学校 | 46 | |||||
設置者・学年 | 自宅通学 | 自宅外通学 | ||||
高等学校 | 国公立 | 39 | 69 | |||
私立 | 88 | 118 | ||||
高等専門学校 | 国公立 | 1~3年 | 39 | 69 | ||
4・5年 | 43 | 72 | ||||
私立 | 1~3年 | 88 | 118 | |||
4・5年 | 87 | 116 | ||||
大学・大学院・短大 | 国公立 | 74 | 121 | |||
私立 | 133 | 180 | ||||
専修大学(高等課程) | 国公立 | 39 | 69 | |||
私立 | 88 | 118 | ||||
専修大学(専門課程) | 国公立 | 36 | 81 | |||
私立 | 102 | 147 | ||||
申込者本人 | 私立 | 37+授業料年額 | 84+授業料年額 | |||
イ.母子・父子世帯 | 一律に99 | |||||
ウ.障がいのある人 | 一人につき99 |
ア.「就学者」
■申込者本人を除く
申込者本人を除く就学者1人につき上表に当てはまる額の控除ができます。
大学通信教育部及び大学院(通信制を含む)の学生は大学、放送大学の全科履修生は大学・私立としてそれぞれ控除できます。
科目履修生・聴講生・研究生・予備校生・各種学校の在学生は控除できません。
■申込者本人
【表2】の申込者本人欄を確認してください。
授業料年額:令和元年度までの入学生70,000円
令和2年度以降の入学生150,000円
イ.「母子・父子世帯」の場合(控除額:99万円)
父母のいずれか1人と18歳未満の子(就学者は18歳以上でも可)、60歳以上の経済力のない祖父母(所得金額が50万円未満)と18歳未満の子の世帯等が対象です。
ウ.「障がいのある人」がいる世帯(控除額:1人につき99万円)
公害疾病の認定を受けた障がいのある人、常に就床を要する要介護2~5の人等を含みます。
【表3】収入基準額
区分 | 収入基準額 (単位:万円) | |
---|---|---|
世帯人員 | 1人 | 286 |
2人 | 455 | |
3人 | 527 | |
4人 | 572 | |
5人 | 617 | |
6人 | 650 | |
7人 | 677 |
※ 世帯人員が8人以上は、1人増すごとに、7人の収入基準額に27万円を世帯人員加算する。