SDGsに向けた本学の取り組みについて
令和7年11月18日

近畿大学 学長
松村到
近畿大学は、「実学教育」と「人格の陶冶」を建学の精神とし、「人に愛され、信頼され、尊敬される」を教育の目的として、1925年創立の大阪専門学校と、1943年創立の大阪理工科大学を母体として、1949年に設立されました。創設者・世耕弘一の「学びたい者に学ばせたい」という信念をもとに、医学から芸術まで学ぶことのできる総合大学として発展して参りました。
近畿大学は、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念に深く共感し、その達成に向けて全学的な取組みを推進しています。SDGsは「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」という誓いのもと、貧困・教育・エネルギー・気候変動など17分野にわたる国際目標です。私たちも教育・研究・社会貢献のあらゆる場面で、持続可能な社会の実現を目指しています。
2025年11月には「おおさかメディカルキャンパス」を開院し、翌2026年4月には新たに看護学部を開設いたします。医学部を含む16学部50学科を擁する総合大学として、養殖漁業、バイオコークス、クリーンエネルギー、次世代農業、地域環境づくりなど、地球規模の課題に挑む研究や社会貢献を行ってまいります。また、Society5.0の時代を見据えた先端IT人材や、国際社会で活躍できるグローバル人材の育成にも注力しています。
今後も近畿大学は、学内外の組織や学生一人ひとりのSDGsへの取組みを積極的に支援し、研究成果や活動を社会に発信・展開し、持続可能でより良い未来の実現に貢献して参ります。