教員紹介
- 香取 郁夫
- 准教授
所属 |
農学部 農業生産科学科 農学研究科 |
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学位 | 博士(農学) |
専門 | 昆虫生態学、送粉生態学 |
コメント | 在来の訪花昆虫を農作物の送粉(花粉媒介)に利用して農作物の生産をアップさせたり、送粉昆虫の訪花学習など行動生態学的研究、また送粉昆虫の生態系における役割の解明などを行っています。 |
リサーチマップリンク | https://researchmap.jp/kandori1968 |
学歴/経歴
学歴
- 1993年4月 - 1998年5月
京都大学大学院 農学研究科 - - 1998年
京都大学 Graduate School, Division of Agriculture - 1991年4月 - 1993年3月
京都大学大学院 農学研究科 - 1987年4月 - 1991年3月
京都大学 農学部 - - 1991年
京都大学 Faculty of Agriculture
経歴
-
2011年4月 - 現在
近畿大学 農学部 准教授 -
2002年4月 - 2011年3月
近畿大学 農学部 講師 -
1999年4月 - 2002年3月
近畿大学 農学部 助手
研究活動情報
研究分野
- ライフサイエンス, 生態学、環境学
- 環境・農学, 昆虫科学
研究キーワード
アオジャコウアゲハ, マイマイツツハナバチ, ゴマダラチョウ, アシナガバチ, 花の色学習, 頭部突起, チョウ目幼虫, 送粉者, タンポポ競争, 訪花頻度, 嗅覚学習, 訪花学習, セイヨウミツバチ, 報酬学習, 2モード情報, 花香, 学習速度, モンシロチョウ, 人工花, カンサイタンポポ
論文
- Multiyear study of pollinator efficiency and importance of a wide array of pollinators in a field-cultivated strawberry plot , Ikuo Kandori; Ryouji Shimaoka; Taro Tsukamoto; Kenta Kamiya; Tomoyuki Yokoi , PLOS ONE , 19 , 2 , e0297130-e0297130 , 2024年2月1日 , 査読有り
- Olfactory responses of Nesidiocoris tenuis to uninfested or conspecific-infested banker plants and Thrips palmi-infested eggplants , Kinuyo Yoneya; Satsuki Nishimori; Eizi Yano; Kei Yamaguchi; Matsuri Tsumoto; Rika Ozawa; Junji Takabayashi; Ikuo Kandori , BioControl , 69 , 1 , 19-28 , 2024年1月10日 , 査読有り
- Verbena × hybrida and Scaevola aemula flowers provide nutrients for the reproduction of Nesidiocoris tenuis used for biological pest control in greenhouses , Ikuo Kandori; Saki Miura; Eizi Yano; Kinuyo Yoneya; Toshiharu Akino , Journal of Pest Science , 95 , 4 , 1567-1575 , 2022年7月21日 , 査読有り
書籍等出版物
- チョウの行動生態学 (環境Eco選書) , 井出純哉 , Ⅰ. 幼虫の行動 (2)ある種のチョウの幼虫がもつ頭部突起の役割 , Ⅰ. 幼虫の行動 (2)ある種のチョウの幼虫がもつ頭部突起の役割 , 北隆館 , 2022年3月25日
- チョウの訪花と学習 : チョウはどこまで賢いのか , 『蝶の自然史』北海道大学図書刊行会 , 2000年
- Butterfly's learning in visiting flowers-How clever are the butterflies? - , 2000年
講演・口頭発表等
- ある種のチョウの幼虫に見られる頭部突起の適応的意義 ~フタオチョウ幼虫の硬い頭部突起の役目に関する「天敵からの防衛」仮説の検証2~ , 香取 郁夫; 細川 雄平; 郡 健太; 坂本 貴海 , 日本昆虫学会第84回大会・第68回日本応用動物昆虫学会大会 合同大会 , 2024年3月31日
- 2種ミツバチの花粉荷から調べた利用植物種の比較 , 遠藤広基; 香取郁夫 , ミツバチサミット2023 , 2023年11月20日
- ミツバチ2種の奈良市における野外訪花調査 , 多羅尾洸; 香取郁夫 , ミツバチサミット2023 , 2023年11月20日
MISC
- チョウの幼虫がもつ頭部突起の役割 , 香取 郁夫 , 昆虫と自然 , 57 , 3 , 31 , 35 , 2022年3月
- チョウの訪花学習性 , 香取 郁夫 , グリーンエイジ , 535 , 12 , 15 , 2018年7月
- チョウの訪花学習性 -モンシロチョウを中心として- , 香取 郁夫 , 昆虫と自然 , 51 , 12 , 15 , 18 , 2016年12月
受賞
- 2022年3月, 日本生態学会, 第22回 Ecological Research 論文賞
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, チョウ目幼虫の体表面にある顕著な突起が果たす役割の解明 , 近畿大学
- 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), チョウ目幼虫のもつ突出した頭部突起が果たす役割の解明
- 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 植物の花の多モード情報発信が訪花昆虫の学習を促進するメカニズムの解明 , 近畿大学