教員紹介
- 小林 靖尚
- 准教授
所属 |
農学部 水産学科 農学研究科 |
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学位 | 理学 |
専門 | 魚類生殖生理学 |
コメント | 魚類の性と生殖に関する生理学的な研究を行っています。特に、周りの状況によって自らの性を変化させる「性転換魚」の内分泌調整機構に興味を持っています。 |
リサーチマップリンク | https://researchmap.jp/kobayashiyasuhisa |
学歴/経歴
学歴
- 2001年4月 - 2004年3月
北海道大学大学院 理学研究科 - 1998年4月 - 2000年3月
長崎大学大学院 水産学研究科 - 1994年4月 - 1998年3月
長崎大学 水産学部
経歴
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2022年11月 - 2023年2月
オタゴ大学 (University of Otago, Department of Zoology) Department of Zoology (近畿大学 在外研究)
研究活動情報
研究キーワード
生殖, 性転換, 水産, 魚類
論文
- Histological evidence and the existence of the cholesterol side-chain cleavage enzyme of the diminutive testis of the robust tonguefish Cynoglossus robustus (Pleuronectiformes: Cynoglossidae) , Yasuhisa Kobayashi; Tsuyoshi Mototani; Tatsuya Sakamoto , International Aquatic Research , 2024年10月28日 , 査読有り
- Diversity and evolution of serotonergic cells in taste buds of elasmobranchs and ancestral actinopterygian fish , Takanori Ikenaga; Tastufumi Nakamura; Tatsushi Tajiri; Minaki Tsuji; Dai-ichiro Kato; Toshinao Ineno; Yasuhisa Kobayashi; Naoaki Tsutsui; Sadao Kiyohara , Cell and Tissue Research , 394 , 3 , 431-439 , 2023年10月18日
- Induction of precocious sex reversal in aquaculture: effects of methyltestosterone treatment on gonadal sex of yearling longtooth grouper (Epinephelus bruneus) , Kobayashi, Y; Keyamura, O; Lokman, M. P; Chuda, H , International Journal of Aquatic Biology , 11 , 6 , 571-576 , 2023年 , 査読有り
書籍等出版物
- 魚類の性決定・性分化・性転換 : これまでとこれから = Sex determination, sex differentiation and sex change in fishes-past, present and future , 菊池, 潔; 井尻, 成保; 北野, 健; 日本水産学会 , 恒星社厚生閣 , 2021年3月
- 遺伝子から解き明かす魚の不思議な世界 : 水面下で起きた4億年の進化物語 , 神田, 真司 , 一色出版,悠書館 (発売) , 2019年8月
- Sex Differentiation, Sex Change, and Sex Control in Groupers , Masaru Nakamura; Yasuhisa Kobayashi , 735-750 , 735-750 , John Wiley & Sons , 2019年1月
MISC
- 霊長類ニホンザルにおけるGastrin-releasing peptide神経系の機能局在 , 高浪景子; 伊藤隆志; 越智拓海; 小林靖尚; 佐藤慧太; 上田康雅; 坂本竜哉; 坂本浩隆 , 日本解剖学会総会・全国学術集会講演プログラム・抄録集 , 123rd , 2018年
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瀬戸内海中央部におけるキジハタ Epinephelus akaara の産卵期と肉眼的観察による性判別の信頼性
, 山本 昌幸; 小林 靖尚 , 水産増殖 , 65 , 2 , 165 , 169 , 2017年
概要:組織学的観察に基づき,我々は2013年6月,7月,11月,2014年8月に瀬戸内海中央部燧灘のキジハタの成熟度を調べた。さらに,肉眼的観察による性判別(肉眼観察法)の信頼性を検討した。6月に一部の個体で,未熟期の雌と間性個体が観察されたものの, 6~8月に雌雄共に成熟個体が観察された。11月には未成熟個体のみが観察された。肉眼観察法において,7月と8月にはすべての個体の性判別が正しかったが,6月と11月には生殖腺の発達が不十分な一部の個体において,性判別が誤っていた。これらの結果から,産卵盛期の7~8月においては肉眼観察法の信頼性が高いと判断された。 - 関西の夏の味覚であるハモは、ウナギ目魚類の新たな実験モデルになるか? , 小林 靖尚 , 比較内分泌学 = Comparative endocrinology , 42 , 159 , 90 , 92 , 2016年9月
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), ハタ科魚類クエの早期性転換誘導:応用展開とその生理機構について , 近畿大学
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), アカエイの生殖腺形成に関する組織生理学的解析から迫る軟骨魚類の子宮内性分化 , 近畿大学
- 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 水産育種の新モデルとしてのキタノメダカ性分化・転換の分子機構解明とその応用 , 静岡県立大学