教員紹介

財満 信宏
  • 財満 信宏
  • 教授
所属 農学部 応用生命化学科
農学研究科
アグリ技術革新研究所
学位 博士(農学)
専門 食品科学、血管生物学、質量分析イメージング
コメント 血管疾患発症機構の解明と予防・治療法の確立を行っているほか、食品と人間、香りと人間の関係を明らかにする研究を行っています。
備考 <報道関連出演・掲載一覧>
●2023/5/25
 産経新聞
 閉経後の血管を核酸が保護することについて
●2023/2/15
 日刊工業新聞
 中性脂肪「トリカプリン」について
●2020/7/27
夕刊フジ
中性脂肪の役割について
リサーチマップリンク https://researchmap.jp/zaima

学歴/経歴

学歴

  • 2004年4月 - 2007年3月
    京都大学大学院 農学研究科博士後期課程
  • 2002年4月 - 2004年3月
    京都大学 大学院農学研究科博士前期課程
  • 1997年4月 - 2002年3月
    京都大学 農学部

経歴

  • 2020年4月 - 現在
    近畿大学 農学部 教授
  • 2018年 - 現在
    近畿大学アグリ技術革新研究所 学際生命科学研究室
  • 2015年4月 - 2020年3月
    近畿大学 農学部 准教授
  • 2016年9月 - 2017年2月
    Imperial College London visiting researcher
  • 2011年4月 - 2015年3月
    近畿大学 農学部 講師
  • 2008年10月 - 2011年3月
    浜松医科大学 分子イメージング先端研究センター 特任助教
  • 2007年4月 - 2008年9月
    三菱化学生命科学研究所 特別研究員

研究活動情報

研究分野

  • その他, その他
  • ライフサイエンス, 食品科学

研究キーワード

脂質代謝異常, 質量分析イメージング, 質量顕微鏡, 脂質蓄積ミオパチー, 脂質, ATGL変異症, 脂肪肝, 動脈硬化, 病理解析, 粥状動脈硬化, 腹部大動脈瘤, 自閉症

論文

  1. Similar Distribution between EPA-containing Phosphatidylcholine and Mesenchymal Stem Marker Positive Cells in the Aortic Wall of Abdominal Aortic Aneurysm Model Rat Fed a Low-EPA Content Diet. , Mayo Higashihara; Hirofumi Enomoto; Tomoko Sumi; Tatsuya Moriyama; Nobuhiro Zaima , Journal of oleo science , 73 , 6 , 895-903 , 2024年6月1日 , 査読有り
  2. Nicotine induces vasa vasorum stenosis in the aortic wall. , Hirona Kugo; Tatsuya Moriyama; Nobuhiro Zaima , Biotechnic & histochemistry : official publication of the Biological Stain Commission , 1-7 , 2024年5月23日 , 査読有り
  3. Nucleic acids and collagen can attenuate ovariectomy-induced degeneration of fibers in the abdominal aortic wall of female rat , Mayo Higashihara; Hirona Kugo; Tomomi Nakamura; Tomoko Sumi; Daisuke Shimizu; Keisuke Kiriyama; Mica Fujita; Keita Sutoh; Tatsuya Moriyama; Nobuhiro Zaima , PharmaNutrition , 100360-100360 , 2023年10月 , 査読有り
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書籍等出版物

  1. 栄養素でわかる食品と健康=WEB連動テキスト , 財満信宏 , 培風館 , 2016年4月
  2. Encyclopedia of Analytical Chemistry. , 財満信宏 , John Wiley & Sons, Ltd , 2015年9月
  3. アンチエイジングをめざした水産物の利用 (水産学シリーズ) , 平田 孝; 菅原 達也; 又平 芳春; 酒井 祥太; 都築 毅; 宮澤 陽夫; 橋本 道男; 財満 信宏; 齋藤 洋昭; 眞岡 孝至; 水田 尚志; 日本水産学会; 平田 孝; 菅原 達也 , 恒星社厚生閣 , 2011年10月6日
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講演・口頭発表等

  1. 大豆サポニンアグリコン(ソヤサポゲノール)の脂肪細胞における脂肪蓄積への影響 , 髙田祐一; 加茂修一; 岩本和子; 川畑葉月; 財満信宏; 佐藤俊郎; 森山達哉 , 第1回中性脂肪学会学術集会 , 2017年9月9日
  2. 脂肪分の過剰摂取がAAAに与える影響 , 橋本佳祐; 久後裕菜; 宮本智絵; 財満信宏; 森山達哉 , 第1回中性脂肪学会学術集会 , 2017年9月9日
  3. 高シュークロース食の摂取が腹部大動脈瘤の進展・破裂と血管壁に出現する脂肪細胞へ及ぼす影響の病理的評価 , 宮本 智絵; 橋本 佳祐; 久後 裕菜; 財満 信宏; 森山 達哉 , 第1回中性脂肪学会学術集会 , 2017年9月9日
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MISC

  1. 納豆の経口摂取による卵白アレルゲン(OVA)経皮感作抑制効果の検討 , 嶌田 力也; 泉 愛理; 衣笠 芹菜; 財満 信宏; 森山 達哉 , 日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 , 76回 , 190 , 190 , 2022年5月
  2. 〈総説〉穀物や果物等の農作物に含まれる食物アレルゲン , 衣笠, 芹菜; 泉, 愛理; 福住, 綾乃; 矢野, えりか; 財満, 信宏; 森山, 達哉 , 近畿大学農学部紀要 = MEMOIRS OF THE FACULTY OF AGRICULTURE OF KINDAI UNIVERSITY , 55 , 1 , 14 , 2022年3月31日
    概要:type:Departmental Bulletin Paper [Synopsis] Food allergy is a hypersensitivity reaction mediated by immunological mechanisms to foods. The causative components are mainly proteins. Foods responsible for causing food allergy include animal foods and plant-based foods, but this article focuses on plant foods and introduces allergens in vegetables, fruits, and crops. And, the diversity of the mechanism in which the food allergy is contracted has been noticed recently. Though the sensitization route has diversity, in recent years, "transdermal sensitization" has been noticed as a new sensitization route. Transdermal sensitization is the invasion of allergen molecule from the skin, and the sensitization is established. There are many unclear points such as the characteristics of the allergen which is easy to be sensitized transdermally, and the elucidation of the details is required. This review introduces the percutaneous sensitization potential of agricultural crops, mainly fruits and soybeans, including our research findings. And using specific antibodies against these allergens, we performed quantitative and qualitative risk variation analysis of allergens in plant food by various treatment, processing method, cultivation method, cultivar, etc. In this review, we also introduce our research findings on these fluctuation analyses.
  3. 食物アレルゲンとしての植物由来生体防御タンパク質 , 泉 愛理; 衣笠 芹菜; 福住 綾乃; 矢野 えりか; 財満 信宏; 森山 達哉 , アレルギーの臨床 , 41 , 14 , 1319 , 1322 , 2021年12月
    概要:植物由来の食物アレルゲンの多くは感染特異的タンパク質(PR-P)ファミリーに属するものが多いことが知られている。これらは植物間で構造が類似しており、また植物内で比較的存在量が多いことや、分子内S-S結合に起因する消化抵抗性や吸収性、熱安定性などのアレルゲンとなりやすい分子特性を有する。このPR-Pファミリーは病虫害や環境ストレスなどによって発現が増加するため、植物の栽培環境によってこれらの分子が増減し、アレルゲン性に影響を及ぼす可能性がある。本稿では、食物アレルゲンとしての植物由来生体防御タンパク質について概説し、新たに果物由来の経皮感作抗原として同定されたアレルゲン候補分子も、これらの生体防御タンパク質に属することを紹介する。(著者抄録)
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産業財産権

  1. 自閉スペクトラム症の改善剤、この改善剤を含有する飲食品及び香料並びにこの改善剤を投与するための機器 , 松▲崎▼ 秀夫, 謝 敏▲かく▼, 財満 信宏, 吉岡 百合
  2. ニコチン摂取の影響による血管壁のコラーゲン分解防止剤 , 財満 信宏, 松村 晋一, 吉岡 百合 , 特許第7244024号
  3. 大動脈瘤の予防用医薬組成物および加工食品 , 財満 信宏, 久後 裕菜, 北野 幹浩, 廣田 益教, 平野 賢一 , 特許第7236119号
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受賞

  1. 2024年5月, 日本栄養・食糧学会, 令和6年度 日本栄養・食糧学会トピックス賞
  2. 2020年, 15th J. Oleo Sci. Impact Award
  3. 2018年, 日本栄養・食糧学会, 奨励賞
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共同研究・競争的資金等の研究課題

  1. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 脳内リン脂質の食餌による制御と、アルツハイマー病予防に関する研究 , 日本大学
  2. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 膜融合を制御するホスファチジルセリン分子の探索と骨格筋肥大における作用機序の解明 , 日本大学
  3. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 腹部大動脈瘤予防法確立にむけた栄養学的基盤研究 , 近畿大学
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