授業評価アンケート
大学審議会答申「21世紀の大学像と今後の改革方策について」(平成10年)にもとづき、大学の自己点検・評価の実施と結果の公表が義務づけられるようになりました。その中でも、学生による授業評価アンケートは自己点検・評価の重要な項目の1つとなっています。
学生による授業評価アンケートは、授業を受講している学生の勉学状況を把握するだけでなく、学生がその授業に対してどのような点で満足し、どのような点で不満を感じているのかを知り、それを各教員にフィードバックして授業改善に役立てることを目的としています。
各教員は、授業に対する学生の評価をもとに対応するだけでなく、どのように対応したのかについて公表することが求められます。授業評価アンケートは、これまで何度もその実施方法やアンケート項目を工夫・改善してまいりました。たとえば、授業期間の最後に実施されるアンケートで判明したことは、その授業を履修している学生にアンケート結果が還元されないことから、早い時期にアンケート調査を行って、その結果を教員に知らせることで、個々の授業で対応を行えるよう、平成30年度から授業期間の中間時点で行う授業評価中間アンケートもあわせて実施されるようになりました。
学生の評価には、学生の不注意による理解不足や誤解、自分本位だと感じられるような要望も含まれています。しかしながら、すべての教員は、アンケート結果を真摯に受け止め、授業の改善に取り組んでいます。こうした教員の対応をその授業の履修学生だけではなく、学部全体に公開することは、学部にとって教育の質向上に寄与するはずです。
今後も授業評価アンケートを実施する趣旨を学生の皆さんに理解してもらうとともに、授業評価アンケートのさらなる工夫・改善が必要だと感じています。教員の努力だけでなく、学生の皆さんの積極的な協力により、よりよい授業が達成されるものと信じています。
経営学部長 安酸 建二
2023年度に実施した授業評価アンケートの結果をご覧いただけます。