教員紹介

原田 信

原田 信
准教授
所属 経営学部 教養・基礎教育部門
総合文化研究科
学位 博士(文学)
専門 中国図像学
ジャンル 各国事情/中国
コメント 中国の書物にある挿図や図解が作成、利用された状況、図像が書物の内容解釈、知識の伝播に果たした役割などを研究しています。現在は経典の一つ『詩経』の図像を対象として研究を進めています。
リサーチマップ https://researchmap.jp/7000001618

研究活動情報

研究分野

  • 人文・社会, 文学一般
  • 人文・社会, 中国文学

研究キーワード

経書 詩経 図解 絵入り本 博物学 名物学

論文

  1. 関西大学図書館所蔵『草稿本日本同人詩選』について
    原田 信
    近畿大学教養・外国語センター紀要(外国語編)  14  (2)  39-59  2023年11月  [査読有り]
  2. 芦東山記念館所蔵の『明朝刑制抄略』について
    原田 信
    近畿大学教養・外国語センター紀要(外国語編)  13  (2)  1-23  2022年11月  [査読有り]
  3. 芦東山の『無刑録』編纂における『諸唐書写本』作成の目的
    原田 信
    近畿大学 教養・外国語センター紀要(外国語編)  12  (2)  103-126  2021年12月  [査読有り]

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書籍等出版物

  1. 『史記会注考証校補』 , 水沢利忠; 著; 楊海崢; 整理; 原田信 訳 , 第六冊全て(『《史记》文献学研究』、その他附録等) , 第六冊全て(『《史记》文献学研究』、その他附録等) , 上海古籍出版社 , 2024年3月
  2. 『芦東山漢詩集』と『無刑録』の研究 , 稲畑耕一郎; 原田信 , 早稲田大学中国古籍文化研究所 , 2023年3月
  3. 近大漢語 初級編 , 原田信; 飯塚君穂; 好並晶 , 金星堂 , 2020年3月30日

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講演・口頭発表等

  1. 淺析關西大學圖書館藏本《草稿本日本同人詩選》 , 原田 信 , 東亞漢籍整理與研究學術研討會 , 2023年12月16日
  2. 蘆東山『無刑錄』版本研究概況與展望 , 原田 信 , 中日漢籍研究與交流學術研討會 , 2022年12月17日
  3. 『無刑録』著述の過程 -三種の草稿を中心として- , 原田 信 , 令和4年度「芦東山とその主著『無刑録』に関わる調査研究」報告会 , 2022年11月26日

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MISC

  1. 『続茶経』試訳(其七) , 田中美佐; 原田信 , 近畿大学短大論集 , 56 , 1 , 1(126) , 37(90) , 2024年2月
  2. 『続茶経』試訳(其六) , 田中美佐; 原田信 , 近畿大学短大論集 , 55 , 1 , 1(94) , 43(52) , 2022年12月
  3. 『続茶経』試訳(其五) , 田中美佐; 原田信 訳 , 近畿大学短大論集 , 54 , 1 , 1(58) , 19(40) , 2021年12月
    概要:type:Departmental Bulletin Paper [抄録]中国では、古くより喫茶の風習が広まり、文化として成熟するなかで、茶書が著された。茶書の内容は多岐にわたるが、茶の歴史から産地、栽培、製造、飲用、茶具、効用など、茶に関わる事柄を総合的に記した書物の一つに、清の陸廷燦が著した『続茶経』がある。これは、唐の陸羽が著した最古の茶書『茶経』の続編を標榜し、『茶経』の体例に倣って諸書の記載を輯録、整理したものである。『続茶経』は長期に渡る膨大な記載を収録しており、また、散佚した書物の記載も含まれるなど、茶文化を知る上で欠かすことのできない書物の一つである。しかし、これまで本書が日本語に翻訳されたことはなかった。そこで、後の茶文化研究に資することを目的として、その日本語訳を試みた。なお、紙幅に限りがあるため、本稿では『続茶経』の「四之器」(第二四四条~第三〇四条)を訳出した。[Abstract]Historically, books of tea, consisting of various topics, were written in China, while customs of tea were formed, spread, and matured across the country. Xu Chajing (『續茶經』) written by Lu Tingcan (陸廷燦) in the Qing (清) era is one of them. It includes producing areas, cultivation, production, drinking, utensils, effects concerning tea. It followed Chajing (『茶經』) written by Lu Yu(陸羽) in Tang(唐)era. So it was titled Xu Chajing (『續茶經』)as sequel to Chajing (『茶經』). It contains lots of extracts related to tea, but some of them have been scattered and lost. Therefore, it is valuable literature in the field of studying Chinese tea culture. But it has not been translated into Japanese yet. Our aim is to contribute to the progress of research on Chinese tea culture by showing its translation. In this time, we have translated its sections 244-304 in chapter four(「四之器」)in this trial.

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  1. 科研費 若手研究(B), 日本の『詩経』図解における特色の形成に関する研究
  2. 科研費 若手研究(B), 17世紀以降の日中における『詩経』図解の展開に関する研究