コロナ禍における熱中症対策

新型コロナ感染症の第2波を防止するためにも「新しい生活様式」での生活を継続実践していくことは重要なことです。感染予防策である「身体的距離の確保」、「マスクの着用」や「手洗い」とともに、3密(密閉・密集・密接)を避けることは、重要な基本行動です。
これから夏に向けて、熱中症のリスクも高くなるため注意しましょう。

1.マスクの着用について

マスク着用は飛沫拡散の予防に有効ですが、マスクをつけない時に比べると心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかりやすい状態になります。
屋外で人との十分な距離(少なくても2m)が確保できる場合には、マスクを外すようにしましょう。マスクが外せない場合には、負荷の大きくかかる作業や気温の高い時間帯を避ける、涼しい場所で休憩を取る、水分・塩分をこまめに摂る、涼しい服装を心がけるなど、工夫しましょう。

2. こまめに水分補給を行う

マスクを着用すると、マスク内の湿度が上がるため、喉の渇きが感じにくくなり、知らないうちに脱水になる場合があります。
ジュースなど糖分の多い飲料は、喉が渇きやすく、飲み過ぎると高血糖になります。
また、コーヒーも利尿作用があるので注意しましょう。
水分摂取を心がけ、汗を多量にかいた時には、スポーツドリンクを選びましょう。

3.高温・多湿な場所を避ける

室内では、エアコンや扇風機などを活用するとともに、窓を開けて換気を行いましょう。
屋外に出る場合には、暑い時間帯を避けましょう。また、帽子や日傘などで直射日光を避けましょう。
体調に異変を感じたら、すぐに涼しい場所に避難し、水分・塩分補給を行いましょう。

4. 健康管理について

日頃から体温測定を行い、ご自身の平熱を知っておきましょう。
体調がいつもと違うと感じた時には、無理をせずすぐに身体を休めましょう。
発熱等症状がある時には、様子をみて医療機関を受診しましょう。

令和2年度の熱中症予防行動(720KB)