学部長挨拶
医学部生の将来の夢や進路を全力でサポート
世界に向かってはばたいてほしい
近畿大学は、「実学教育と人格の陶冶」を建学の精神とし、「人に愛され、信頼され、尊敬される人の育成」を教育理念に掲げ、未来を志向した人材育成に取り組んでいます。医学部においても、患者さんに愛され、信頼され、尊敬される医師を養成することを使命としています。
本学は、長期的ビジョン「VISION2030」を策定し、時代の変化に対応しながら選ばれる教育機関であり続けることを目指しています。「建学の精神」と「教育理念」は、急速に変化する現代社会において、ますます重要性を増しています。本学は、各学部の特色を生かしながら、総合大学としての強みを発揮し、「実学教育」と「人格の陶冶」を融合させた教育を追求しています。
近畿大学医学部は1974年に設置され、翌年には医学部附属病院、1999年には近畿大学奈良病院も設立されました。2026年には看護学部(仮称)の設置が予定されており、医療分野における教育と研究のさらなる発展が期待されています。2025年11月には、800床規模の新病院と医学部の新築移転も計画されています。
本学医学部は一流の教授陣率いる教員による最先端の研究が行われ、全国トップクラスの研究力を誇ります。がん診療・研究では、著名な研究者が活躍しており、がんゲノム医療の推進にも力を入れています。診療面では近畿大学病院、近畿大学奈良病院等において、高度急性期医療を担い、心臓血管外科や循環器内科、脳神経外科を中心に、最新医療の提供を行っています。
本学医学部では、2015年度に診療科別の教育プログラムからアウトカム基盤型カリキュラムへと改訂し、現在11の教育アウトカムを設定しています。6年間の統合的な教育体制のもと、学生は医学的知識と診療技術に加え、自律した学習能力や課題解決力を習得します。また、国際的な視野を持つ医師を育成するため、グローバルな環境にも対応した教育を提供しています。特に、ネイティブスピーカーによる医学英語の授業や、学生の海外派遣プログラムを積極的に導入し、世界で活躍できる人材の育成に努めています。
本学の総合大学としての強みを生かし、他学部との連携プログラムや文理融合教育を通じて、倫理観やプロフェッショナリズム、コミュニケーション能力の育成にも取り組んでいます。また、基礎配属実習では、最先端の研究に触れる機会が豊富に用意され、臨床実習では近畿大学病院、臨床実習連携病院での貴重な経験が得られます。
本学医学部では、医学部生の将来の夢や進路を全力でサポートします。諸先輩に続き、本学学生が様々な分野で良き医師として活躍し、世界へ羽ばたいていかれることを心より願っています。