社会環境工学科
学科公式サイト
詳しい情報につきましては、社会環境工学科サイトでご案内しています。
学科・コース紹介
安全・安心な社会を創造する“建設技術者”を育てます。
社会環境工学科は、安全・安心な社会基盤(社会生活に不可欠な公共物)の整備や維持管理を通して社会貢献できる建設技術者を育成する学科です。また、地震や風水害をはじめとする自然災害が多発する昨今、人々の自然災害に対する意識も高まり、社会基盤に対する重要性が強く認識されるようになりました。本学科を卒業した後は、多くの学生が国・府県・市町村などの上級職公務員や総合建設業へと就職しています。その他、設計会社・道路や鉄道系企業などでの活躍が期待されています。
基礎から応用まで、社会のニーズに則したカリキュラム。
安全・安心な社会基盤の整備や維持管理を通して社会貢献できる建設技術者を育成するため、1、2年次で建設技術者としての基礎科目を修得し、2、3年次で幅広い専門科目を学びます。専門科目では、複数の実験科目や現地調査を通して、上級職公務員や総合建設業で必要となる専門知識への理解を深めることができます。また、時代のニーズに則した防災の知識を学習する「防災工学」、土木構造物の維持管理手法を学ぶ「メインテナンス工学」、福祉の視点を養う「ユニバーサルデザイン」、景観がもつ価値を学ぶ「景観工学」などの幅広い選択科目も開講しています。
カリキュラム
これからのまちづくりに必要な幅広い要求に応える豊富な科目群を提供。
人々の生活環境をプロデュースする“まちづくり”とは、どんな仕事か、どんな知識が必要かを学びます。また、自ら企画、立案する実践的な演習、実習を通してこれからの“まちづくり”をリードする人材を育成します。
学びのSTEP
専門科目 | 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 |
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必修科目 |
社会環境工学概論[2] 構造力学I[2] 構造力学I演習[1] 構造力学II[2] 構造力学II演習[1] 水理学I[2] 水理学I演習[1] |
水理学II[2] 水理学II演習[1] 土質力学I[2] 土質力I学演習[1] 社会基盤計画学[2] 社会基盤工学演習[1] 土質力学II[2] 土質力学II演習[1] 建設材料学[2] 衛生工学[2] 総合演習I[2] 社会基盤計画学演習[1] |
卒業研究ゼミナール[1] | 卒業研究[8] |
選択必修科目 | 測量学[2] 測量学実習[1] |
環境工学実験[2] 建設工学実験[2] |
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選択科目 | 製図基礎[2] 土木史[2] 地球環境学概論[2] 工学のための生態学[2] |
CAD演習[1] 構造力学III[2] 防災工学I[2] 鉄筋コンクリート工学[2] 河川工学[2] 都市計画[2] 交通システム学[2] 景観工学[2] |
建設マネジメント[2] 防災工学II[2] 橋梁工学[2] 連続体力学[2] 都市環境デザイン論[2] ユニバーサルデザイン[2] 環境管理[2] 都市微生物学[2] 総合演習II[2] 土木製図[2] メインテナンス工学[2] 数値計算法[2] 海岸工学[2] 地盤調査・施工学[2] 土木環境工学[2] 建設リサイクル工学[2] 道路工学[2] 建設施工法[2] インフラツーリズム[2] |
- [ ]内の数字は単位数
Pick up授業
土木史
あるべき都市像、インフラのあり方、国土づくりの思想を歴史から学びます。関西地区に豊富な「土木遺産」の現代的活用法についても習得します。
社会基盤計画学
まちづくりの歴史・制度を学びます。また、住民主体のまちづくり手法について考察を深めることを通して、持続可能なまちづくりを実現するための能力を身につけます。
総合演習I&II
小グループに分かれて、まちづくりにおける課題抽出、対策検討を通して、ファシリテーションや合意形成などグループワーク手法を学びます。他学部とも連携する文理融合型アクティブラーニング講義です。
建設工学実験
土、コンクリートなどの建設材料を中心に、実際に自分で試験体をつくり、計測を行い、座学で学ぶ基本的な知識について理解を深めます。
メインテナンス工学
社会基盤構造物を点検、診断、修繕するために必要な基礎知識を学びます。今ある構造物を健全に保ち、安全・安心な社会を維持してゆける構造物のお医者さんが必要とされています。
建設リサイクル工学
資源循環型社会において、規模の大きな社会基盤構造物のリユース、リサイクルは重要な課題です。リユースやリサイクルで配慮すべき事項について学びます。
3つのポイント
1.JABEE認定継続のため教育改善に努めています。
JABEE認定プログラムを修了すると、修習技術者の資格が与えられ、技術系の国家資格で最も難しい技術士の試験を受験することができます。
2.公務員試験への対策が充実しています。
専門科目として構造力学や水理学などの充実した土木基礎科目を提供するなど、公務員試験に強いカリキュラムを用意しています。
3.創造型科目により、創造力をアップします。
自ら木造橋をデザイン、設計、製作し、実験による検証を行うことで、創造する楽しさと自発的に問題を解決する姿勢を身につけることができます。
進路
社会では公務員・建設系技術者へのニーズが増大。
大学院進学も積極的に支援しています
防災・水環境・都市環境などに加え、最近では社会基盤の長寿命化対策など、建設系技術者のニーズが大幅に増加しています。社会環境工学科の卒業生は、建設系公務員を含む建設業界を中心にさまざまな分野で活躍しています。公務員を希望する学生も多く、2019年度は21名(女子の合格者2名)、2020年度は31名(女子の合格者1名)の合格者を出しました。大学院に進学する学生もおり、ゼネコン、建設コンサルタント、道路や舗装系、資源や環境系などの民間企業で数多く活躍しています。学生は、専門科目を学ぶ中で、自分の特徴を知り、多様なまちづくりの仕事から進路を選択しています。
卒業生の主な進路
主な就職・進学先 | |
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建設業 製造業 |
鴻池組/大林組/西松建設/竹中土木/大成建設/奥村組/五洋建設/清水建設/戸田建設/フジタ/淺沼組/東急建設/ショーボンド/奥村組土木興行/東亜建設/飛鳥建設/大鉄工業/ピーエス三菱/本四高速道路ブリッジエンジ/JFEエンジニアリング |
サービス業 | パシフィックコンサルタンツ/日本工営都市空間/日建技術コンサルタント/日本振興/八千代エンジニヤリング/西日本高速道路エンジニアリング/東洋技術コンサルタント/日水コン/大日本コンサルタント/スリーエスコンサルタンツ/一般社団法人近畿建設協会 |
電気・ガス・水道 | 東京電力エナジーパートナー |
運輸・郵便業 | 東海旅客鉄道/西日本旅客鉄道/日本通運/本州四国連絡高速道路 |
公務員・教員 | 東京都庁/大阪府庁/京都府庁/兵庫県庁/奈良県庁/和歌山県庁/大阪市役所/京都市役所/堺市役所/西宮市役所/奈良市役所/枚方市役所/和泉市役所/国土交通省近畿地方整備局/大阪広域水道企業団 |
大学院進学 | 近畿大学大学院/神戸大学大学院 |
※令和4年度(2022年度)、令和5年度(2023年度)卒業生実績
業種別進路先
※2023年度卒実績
資格
所定の単位修得で取得できる資格
技術士補/高等学校教諭一種免許状(工業)/中学校教諭一種免許状(技術)/図書館司書
理工学部共通
ITパスポート/基本情報技術者
関連の深い資格・検定
土木学会認定技術者(2級技術者)/土木施工管理技士(1級・2級)/測量士補/測量士/RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)/舗装施工管理技術者(1級・2級)/コンクリート診断士/コンクリート主任技士/福祉住環境コーディネーター/公害防止管理者/労働衛生コンサルタント/労働安全コンサルタント/環境計量士/宅地建物取引主任者/FE(Fundamentals of Engineering)/技術士 など