てくたまラジオ近大工学部潜入レポート企画!! 第3回目は、情報学科の片岡 隆之先生の研究に潜入! 工学のオモシロさを皆さんにお届けします!! てくたまラジオ近大工学部潜入レポート

ワクワク

2017年度第3回

大窪シゲキの9ジラジ~てくたまラジオ近畿大学工学部潜入レポート~2017年8月11日(木)20:10~放送

第3回 情報学科の片岡 隆之先生の研究室に潜入!!

第1回 機械工学科 樹野 淳也先生

第2回 建築学科 寺井 雅和先生

大窪シゲキ

色紙

研究室は学生が心を込めて書いた色紙がたくさん。愛されていますね~!!

Q 先生はどんな研究をされているんですか?

A 工場で効率よくモノを作るための新たな方法について研究をしています!

何だか難しそうですね・・・

人間のスキルやヒト型作業ロボットに配慮した近未来の工場等で活躍できる生産モデルに注目した研究です。

Q えっ近い将来、ヒト型ロボットと人間が一緒に働くってことですか?

ただ、人間に代わってすべてロボットがやるというわけではなく、それぞれ得意な作業を分担して行い、「人間とロボットが会話しながら楽しく仕事をする」そんな未来を想像しています。

A そうですね。未来の工場では、学習能力を備えたAIロボットが働いていると思います。

Q 既に私たちの生活の中にロボット(AI)は入っていてスマートフォンとかも機能がすごく進化していますよね!?

A そうですね。身近な機械もAIの機能が備わっており、私たちの生活は変わってきています。

Q 生産モデルの開発について、もう少し詳しく教えていただけますか?。

A はい。今後、学習能力が備わったロボットが導入されたときに、どのように人間は対応をすべきかということを基に研究に取り組んでいます。

片岡 隆之先生

Q 特に難しい点はどこですか。

A 人間の能力を数値化する点ですね。作業内容や順序、配置など様々なケースを想定してシミュレーションするのは大変ですね。

Q 将来は、ロボットがヒトにアドバイスをしたり、人間が学習したりすることもあり得ますかね。

A そうですね。膨大なデータからロボット自ら学習した際に、これまでの常識が覆るようなことがあるかもしれませんね。

大窪シゲキと片岡隆之先生

実際に、囲碁や将棋の世界では、人間では発想できないような手をAIが指してトップ棋士に勝つということも起きてますしね。

ロボットに任せて人間は仕事量を減らすということもあり得ますかね

怠け者の私の発想なんですが・・・

2年前、ドイツに研究留学した際に、現地では人間と機械がする仕事をしっかり分担して効率よく働いていました。文化や風土が違うので同じようにはいきませんが、今後日本でもそういう働き方になるかもしれません。

大窪さんのような、ユーモアやセンス、巧みな話術はまだまだですね。安心してください(笑)

DJもふロボットに代わるときが来るんですかね。ちょっと心配になってきました・・・

Q 最後に、10代のリスナーにメッセージをお願いします。

片岡隆之先生

A 海外に行って強く思ったことですが、若いうちに日本の文化や歴史、風習を学んでほしい。これは世界に誇れるものです。その上で個性や感性を磨いて、それぞれ興味ある分野に進んでください。工学に興味ある学生はぜひ近畿大学工学部をオススメします!!

研究室でオモシロい研究をしている学生を発見!! 大学院システム工学研究科1年 橋爪 琢馬さん 三重県立宇治山田高校出身

Q 片岡先生はどんな先生ですか。

A 家族のように優しく接してくれる素敵な先生です。

Qこのゼミを選んだ理由は。

A 大学での学びを通じて、生産管理に興味が湧いたのでこのゼミを選びました。

Q どのようなところが楽しいですか。

A ひとつのモデルを完成させて、それが良い結果が出たときは楽しいですし、達成感があります。

Q 今後どのように活かしていきたいですか。

A今後は人間とロボットを同時に配置するモデルを考えていきたいですね。

Q最後に高校生にメッセージを。

A モノづくりの現場をより良いものにしたいと思う学生はぜひ一緒に研究しましょう!!

次回はロボティクス学科に潜入!お楽しみに!