教員・研究者紹介

中島 弘之

中島 弘之
教授/電子情報工学科長
所属 工学部 電子情報工学科
システム工学研究科
学位 博士(工学)
専門 非線形科学(カオス等)
ジャンル 科学・技術/新技術
コメント カオス現象や同期現象に代表される非線形数理科学全般について研究しています。特に、カオスを利用したディジタル通信や振動子の同期現象を利用した制御理論を対象としています。
リサーチマップ https://researchmap.jp/NakajimaHiroyuki

高校生の方へ 研究室紹介

世の中の多種多様な問題を、数学を用いて解決する。

「カオス」と呼ばれる予測不可能かつ不規則な現象の数学的な解明に加え、暗号通信や、カオスを制御するための手法について研究中。

学歴/経歴

学歴

  • - 1986年
    京都大学 工学研究科
  • - 1986年
    京都大学 Graduate School, Division of Engineering
  • - 1984年
    京都大学 工学部
  • - 1984年
    京都大学 Faculty of Engineering

経歴

  • 2005年4月 - 現在
    近畿大学 工学部 教授
  • 1999年4月 - 2005年3月
    近畿大学 工学部 助教授
  • 1996年 - 1999年
    近畿大学 講師
  • 1996年 - 1999年
    Kinki University, Assistant Professor
  • 1990年 - 1996年
    京都大学 助手
  • 1990年 - 1996年
    Kyoto University, Research Assistant
  • 1986年 - 1990年
    日立製作所システム開発研究所 所員
  • 1986年 - 1990年
    Hitachi Limited, Systems Development Laboratory, Researcher

研究活動情報

研究分野

  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学), 制御、システム工学

研究キーワード

ニュ-ラルネットワ-ク, カオス動力学, neural network., Chaos dynamics

論文

  1. Linear stability analysis for a class of consensus control with time delays of cumulative distribution type
    Hirokazu Komatsu; Hiroshi Yokota; Futa Sato; HIroyuki Nakajima
    SICE Festival 2024 with annual conference  2024年8月  [査読有り]
  2. 有向グラフに対する辺の追加に伴うグラフラプラシアンの第2固有値の増減
    中島弘之; 本田悠希
    日本応用数理学会論文誌  33  (4)  110-131  2023年12月  [査読有り]
  3. Stability analysis for non-weakly reversible single linkage class chemical reaction networks with distributed time delays
    Hirokazu Komatsu; Hiroyuki Nakajima
    IFAC World Congress 2023  2023年7月  [査読有り]

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講演・口頭発表等

  1. 有向道グラフの各頂点を位数の異なる完全グラフで置き換えた場合のラプラシアンの固有値について , 佐藤 元紀; 中島 弘之 , 2023年度(第74回)電気・情報関連学会中国支部連合大会 , 2023年10月28日
  2. 通信遅延を伴う合意制御を記述する微分差分方程式に対する特性根に関する考察 , 水谷内 俊男; 中島 弘之 , 2023年度(第74回)電気・情報関連学会中国支部連合大会 , 2023年10月28日
  3. 遅延時間を利用したリーダーフォロワー合意に基づく隊列制御 , 岡田 潤一; 中島 弘之 , 2023年度(第74回)電気・情報関連学会中国支部連合大会 , 2023年10月28日

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MISC

  1. 電子情報通信学会知識ベース「知識の森」:1群11編「非線形問題」1-3-4, 1-3-5,2-1-1,2-1-2 , 中島 弘之 , 2010年9月
  2. 確率的効果を導入したニューラルネットワークによるパケット網ルーティング方式 , 木村 貴幸; 小迫 純一; 重田 顕寛; 中島 弘之 , 電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 , 104 , 112 , 5 , 10 , 2004年6月10日
    概要:HoriguchiとIshioka[1]の提案したニューラルネットワークを用いたパケットルーティング方式について種々のネットワーク上でシミュレーションを行った結果,ある種のネットワークではルーティングの効率が低下することが分かった.この問題を解決するために,本報告ではこの方式に確率性を持たせた改良法を提案し,同じ形状のネットワーク上で計算機シミュレーションを行い,その有効性を確認した.
  3. Delayed feedback control with state predictor for continuous-time chaotic systems , H Nakajima , INTERNATIONAL JOURNAL OF BIFURCATION AND CHAOS , 12 , 5 , 1067 , 1077 , 2002年5月
    概要:We propose an application of state predictor to delayed feedback control (DFC) for continuous time dynamical systems. First, we define the DFC for continuous-time systems clearly. Next, on the basis of this definition, we propose a DFC method with state-predictor to stabilize unstable equilibrium points in autonomous systems and derive a sufficient condition for stabilization. Then we extend this method to stabilizing unstable periodic orbits and also derive a sufficient condition for stabilization. Finally, we briefly discuss the relation between the conditions for stabilization of our methods and those of the dynamic DFC and the prediction-based feedback control for discrete-time systems.

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受賞

  1. 1996年, 電気関係学会関西支部連合大会奨励賞
  2. 1994年, 電子情報通信学会学術奨励賞

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, カオス制御を用いた数値解析手法の開発 , 近畿大学
  2. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, リドルドベイスンとカオスの制御を用いたニューラルネットワークの高機能化 , 近畿大学
  3. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 電力システムの過渡挙動と安定性喪失判断基準に関する基礎研究 , 京都大学

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