麻しん(はしか)

麻しん(はしか)について

麻しんは感染力が非常に強く、まん延を防止することが極めて困難なことから、集団生活の中において感染には十分な注意を払う必要があります。
麻しんは過去には10代~20代の年齢層を中心として大流行しました。その原因として考えられているのは、まず当該年齢層の人が麻しんの予防接種を全く受けていなかった、もしくは1回は受けたけれども免疫が獲得できなかった(数%存在するようです)、あるいは、一度は免疫を獲得したが近年の麻疹患者の減少によって、自然感染による免疫増強効果が得られず、十分な免疫を保有していなかったことなどが考えられています。そこで、平成20年より5年間、中学1年相当、高校3年相当の年代に2回目のワクチン接種の機会を設けたことなどにより、10代~20代の罹患は激減しました。
しかし、2019年2月に大阪府、三重県などで集団発生が認められ、厚生労働省や大阪府がその感染力の強さと重篤な合併症を引き起こすこともあるため注意喚起をしています。

麻しんの症状

麻しんの感染予防と日常生活における注意事項

麻しんと診断された場合