花粉症について

花粉症は、植物の花粉が原因で起こるアレルギーの一種で、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が現れます。
原因となる植物の代表的なものは春に飛散するスギ・ヒノキですが、一年中を通して何らかの花粉が飛んでおり、花粉症を引き起こす植物は約60種類と言われています。スギ・ヒノキ花粉の飛散量は前年夏の天候との関係が大きく、暑い夏となった昨年の影響を受けて、今年(2013年)は例年並みか例年より多くなると予測されています。

主な花粉の飛散時期

花粉症のメカニズム

私たちの身体には、花粉という異物(抗原)が入ると、それに対抗するために「抗体」を作る仕組みがあります。この抗体を「IgE抗体」といい、鼻や目の粘膜にある肥満細胞と呼ばれる特殊な細胞と結合します。IgEと結合した肥満細胞は、花粉が入ってくるたびに増え続け、ある一定の量に達すると肥満細胞から化学伝達物質(ヒスタミンなど)が分泌されます。この物質が血管や神経を刺激して、くしゃみや、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が現れます。

花粉症と風邪のちがい

症状 花粉症 風邪
鼻水

透明で流れるように出る

症状が軽い場合:透明でサラサラしている

長く続く 症状がひどくなると色のついた粘り気のあるものになる
くしゃみ 何回も続けて出る 続いても数回
鼻づまり 長く続く 数日で治る
目の症状 かゆみ、充血、涙が出るなど ほとんどない

花粉症かな?と思ったら

耳鼻咽喉科、内科、アレルギー科で診察を受けることができます。目のかゆみが強い場合は眼科をお勧めします。治療は、主に薬による治療(経口・点鼻・点眼)やレーザーなどによる鼻粘膜手術、免疫療法があります。治療によっては、症状が出始める前に開始すると効果的と言われていますので、毎年花粉症の症状に悩まされている人は、花粉が飛散する前に医療機関へ相談してみましょう。

日常生活の中での予防対策

花粉の飛散量が多い日は外出を控えることが一番ですが、それが難しいときは以下のような対策が効果的です。

  1. 外出する時は…マスクやメガネが有効
    マスク マスクをするだけで、吸い込む花粉量を減らして症状を軽くすることができます。できるだけ顔にフィットするものを選びましょう。
    メガネ メガネをかけるだけでも目に入る花粉量を減らすことができます。最近では、花粉症用のメガネ(度付きや伊達)も販売されています。コンタクトレンズを使用している人は、花粉によるアレルギー性結膜炎を悪化させる要因にもなりますので、メガネに替えることをお勧めします。
    服装 花粉が付きやすいウールなどの衣類は避けて、ポリエステルなどの表面がツルツルしている素材の衣類を選びましょう。また、帽子をかぶることで頭への花粉の付着を防ぐことができます。
  2. 帰宅直後は…身体についた花粉を落とすこと
    • 玄関先で花粉を払い落とし、室内に花粉を持ち込まないようにしましょう。
    • 手洗い、うがい、洗顔をして花粉をよく洗い落としましょう。
    • 外出時に使用したマスクは捨て、新しいマスクに交換しましょう。
  3. 家の中では…花粉を室内に入れないこと
    • 窓を開ける時は小さく開け、換気は短時間で済ませましょう。
    • 洗濯物を屋外に干した時は、よくはたいてから取り込みましょう。
    • 窓際や床をぬらした雑巾などで拭き、こまめに掃除をしましょう。

その他気をつけること

  • たばこやアルコールは、粘膜機能を低下させる原因にもなるので控えましょう。
  • 免疫力をアップさせ、症状の悪化を防ぐためにも十分な睡眠をとり、ストレスを解消して規則正しい生活を心がけましょう。