心理学専攻 特設ページ
心理学専攻紹介ビデオ
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外部大学院の進学先 実績
- 大阪体育大学
- 関西大学臨床心理専門職大学院
- 土浦研修センター
- 名古屋大学大学院
- 大阪教育大学大学院
- 大阪市立大学大学院
- 関西学院大学大学院
- 梅花女子大学大学院
- 奈良女子大学大学院
- 立命館大学大学院
- 兵庫教育大学大学院
- 広島国際大学大学院
- 広島大学大学院
- 徳島大学大学院
- 鳴門教育大学大学院
- 筑波大学大学院
- 神戸学院大学大学院
- 帝塚山大学大学院
- 大阪人間科学大学大学院
- 関西大学大学院
- 甲子園大学大学院
- 島根大学大学院
修了生の勤務先 実績
教育領域
- 大阪府東大阪市教育センター
- 京都府八幡市教育センター
- 大阪市スクールカウンセラー
- 岸和田市教育委員会発達相談
- 大阪市子ども相談センター(不登校相談支援カウンセラー)
- 東大谷高等学校
- 梅花女子大学
- 箕面市適応指導教室
- 近畿大学メディカルサポートセンター
- 近畿大学心理臨床・教育相談センター
福祉領域
- 一般社団法人広島学びのサポートセンター
- 大阪府富田林子ども家庭センター
- 大阪府岸和田子ども家庭センター
- 大阪府中央子ども家庭センター
- 堺市一時保護臨時職員
- 株式会社OneVision(放課後等デイサービス)
- YCCもこもこ(放課後等デイサービス)
- きずな学園レゴンキッズ(放課後等デイサービス)
- 児童発達支援事業所ぷりも
医療領域
- 心療内科・精神科
(ゆうゆうクリニック、かえでクリニック、池澤クリニック) - 児童精神科
産業領域
- 大阪ジョブステーション
- 大学院連合メンタルヘルスセンター
司法・犯罪領域
- 大阪府警察本部少年課青少年クリニック
卒業生のコメント
福祉領域
1期生 澄真梨子さん(児童発達支援センター勤務)
①職場について
現在、私は児童発達支援センターという職場で働いています。主な仕事は、保健センターで行われる乳幼児健診や、保育園・小学校の先生からの紹介で来られた子どもに発達検査を行う仕事です。検査を通して、保護者や先生に子どもの得意不得意な能力は何か、お家や園・学校でどのように関わっていけばいいのか助言します。
②近大での学び
大学院生の頃に、新版K式発達検査や、WISC-IVという知能検査について学び、同期や後輩と協力し、検査を受ける側と実施する側に分かれて練習することもありました。同じ検査を受けていても人それぞれの反応や解答があり、検査の中で起こる何気ない動きや発言にどのような意味が含まれているのか、先生のご指導のもと、お互いに意見を出し合って議論してきました。この経験は今の仕事でも生かされており、常に注意深く観察し、仲間と意見を出し合い、多方面から子どもの発達を見るという姿勢は仕事をする上で大切な力となりました。
③後輩へのメッセージ
私は心理職で働くために大切な知識や経験を近大で学ぶことができました。例えば、心理の仕事は、まずはその人が抱えている問題を見立てることが大切です。心理臨床・教育相談センターの学内実習で子どものプレイセラピーを担当した時、その子は友達と上手く遊べないとのことで来談されましたが、『友達と上手く遊べない』背景には心の問題があるのか、発達に遅れがあるのか、それとも他の問題があるのか、まずは見立てる必要があります。見立てた上でその問題に適したアプローチをしていくことが心理のお仕事であると教わりました。問題に適したアプローチを行うためには、様々な分野の心理学を学ぶ必要があります。近畿大学には多種多様の専門家の先生がいらっしゃるので、勉強するのにとてもよい環境だと思います。まずは自分の興味ある分野を思う存分学んでみてください。
教育領域
3期生 南川萌さん(教育センター勤務)
①職場について
東大阪市教育センターに勤務しています。3歳半から18歳程度までの子どもとその保護者を対象に、カウンセリングやプレイセラピー、心理検査などを行っております。また、市立幼稚園・こども園・小学校に伺い、子どもの様子を観察したり、先生や保護者の相談をお聞きしたりし、どのような関わり方が良いか一緒に考えていくことも業務の一つです。
②近大での学び
大学院では、先生の指導の下、実際にケースを持たせていただき、プレイセラピーやカウンセリングの経験を積むことができました。その経験のおかげで、現在、プレイセラピーやカウンセリングに向き合う力を持つことができたと感じております。例えば、学内実習(心理臨床・教育相談センター)で小学生の女の子のプレイセラピーを担当していました。その子は箱庭を使って気持ちを表現することが多く、変化は箱庭の中だけではなく実生活でも起こり、例えば気持ちを言語化できるようになりました。実習では、その表現が変化していくことを体感できました。また、心理実践実習で、テストバッテリーを組んで、実際に人に実施した経験は役に立っています。先生方の手厚いサポートや院生同士のディスカッションもあり、見立てを深めることができ、しっかりと受検者と向き合うことが出来るようになりました。自分では持っていなかった視点を学べることが大きいです。
③後輩へのメッセージ
様々な分野や進路がある心理職ですが、私が教育領域に進もうと思ったのは、大学院での経験からでした。近畿大学は様々な経験を積むことができる環境だったため、自分の興味の幅が広がり、最終的にそれまで考えていた進路とは全く違う分野に進みました。豊かな環境を活かして、幅広い経験を積んでください。
医療領域
5期生 藤枝周平さん(児童精神科勤務)
①職場について
私は現在、児童精神科で働いており、カウンセリング、心理検査、療育を中心に業務を行なっています。心理検査は基本的に知能検査や発達検査を実施しております。児童精神科である為、医療現場でありながら認知症の検査を取ることは殆どありません。日々、医師や看護師、場合によっては他の施設との連携なども行いながら、患者さんが望む姿になれるように、ほんの少しだけこちらができる事をお手伝いしています。当然ながら、来院される患者さんは全員、その背景や悩みが違います。一人一人に合わせていくことは難しく大変に思うこともありますが、それ故にやりがいを感じる事も多いです。
②近大での学び
大学院では、各分野の専門家と直に関わり合って学んでいきます。特に、近畿大学では先生方の専門が多種多様です。また、検査などの学習環境も整っています。現場に出て他大学院出身者の心理士の話を聞いても、ここまで幅広い知識や経験を指導してもらえる環境はないと思います。そして、様々な見方や考え方に触れる分、仕事で柔軟に対応できる事もありました。様々な分野をしっかりと学ぶ事ができる事は貴重な機会であるため、現在の学びを大切にしていただければと思います。
③後輩へのメッセージ
医療現場に限らず、心理士として働き出すと専門家としての責任や知識を求められます。また、1年目は仕事をしながら臨床心理士、公認心理師の試験勉強を同時に進めていく必要があります。自由に行動できる時間の多い大学院生のうちに、ご自身の興味のある講習会や学会への参加や試験勉強を進めておくことをお勧めします。しんどい事もあると思いますが、可能な限り無理して頑張って下さい。