卒業生のさまざまなキャリアパス

地方公務員 心理専門職のお仕事

(卒業生との座談会 2023年11月9日実施)

池村 咲穂 さん (心理系専攻2022年度卒)

池村 咲穂 さん

大学入学時から心理専門職を志し、大学院進学を視野に勉学に励んでいた。また、様々な困難さを抱えた子どもたちの学習支援にも取り組んでいた。4年生のとき、4年間で身につけた知識がどの程度であるか、力試しのつもりで難関といわれる地方公務員の心理専門職を受験したところ、見事合格。入職後は乳幼児から高校生までの青少年に対する発達検査等の心理検査や心理面接・心理教育を担当しており、多忙な日々を送っている。家庭の事情等で不安を抱えた子どもたちが徐々に心を開いて話をしてくれたり、感謝の気持ちを伝えくれることがやりがいとなっている。

池村 咲穂 さん キャリアパス

なぜ心理臨床家の道に進もうと思ったのか

(卒業生によるキャリアセミナー 2023年7月3日実施)

有馬 裕介 さん (心理系専攻 2016年度卒)

有馬 裕介 さん

少しの興味関心から心理学を専攻した。心理学概論などの講義を受け、目に見えない人の心を科学的に取り扱うことに面白さを感じた。学部在学中に心理臨床家として活動している教員との出会い等を経験し、心理支援を仕事としている人に関心を抱くようになり、大学院に進学を決めた。大学院在学中に適応指導教室や不登校支援事業“学生フレンド”のボランティア、働く人のメンタルヘルスケアを行っているNPO法人等の実習を通して心理的支援の実際に触れた。大学院修了後に東大阪市教育センターで会計年度任用職員(非常勤)として3年勤務した後、ステップアップしたいと思い、2022年4月から大阪市役所に臨床心理職員として入庁し、現在、児童自立支援施設である大阪市立阿武山学園で勤務している。

有馬 裕介 さん キャリアパス

心理学の研究者の道に進むためには

(卒業生によるキャリアセミナー 2022年11月29日実施)

山本 佳祐 さん (心理系専攻 2015年度卒)

山本 佳祐 さん

大学入学当初、何ごとにもやる気が沸かずに過ごしていたが、社会心理学の講義を受けて、心理学の面白さを目覚めた。社会心理学を専門とする堀田美保先生のゼミで卒業研究を行い、研究を継続したいと思いが芽生え、大学院進学を決意した。計画的に研究・論文執筆を進め、修士・博士号を取得した。現在、京都文教大学総合社会学部の教員として研究を継続しながら、学生の教育にあたっている。

山本 佳祐 さん キャリアパス

わたしのキャリアパス―社会人になってから心理学を学び直す意味―

(卒業生によるキャリアセミナー 2022年9月24日実施)

廣尾 梨沙子 さん (心理系専攻 2017年度卒)

廣尾 梨沙子 さん

新卒で、教育研修のプログラムの営業の仕事を始めるものの、体調不良をきっかけに、本当に自分がやりたい仕事について真剣に考え、障がい者の就労支援という仕事を選択した。現在は、社会人として大学院進学し、臨床心理学を専門的に学び、さらなるキャリアアップを目指している。近畿大学では応用行動分析学等に興味をもち、大学院では精神分析学を中心に学び、さまざまな臨床的視点をもてるよう学びを深めている。

廣尾 梨沙子 さん キャリアパス

エリアをマネジメントするしごと 「地域おこし協力隊」

(卒業生によるキャリアセミナー 2022年6月18日実施)

渡邉 敢太 さん (環境・まちづくり系専攻 2018年度卒)

渡邉 敢太 さん

⼤学在学中、農業体験で訪れたおおい町に惚れ込み、卒業と同時におおい町地域おこし協⼒隊とした活動を始める。協⼒隊任期中は、おおい町で建設が進められている「みんなでつくる公園SEE SEA PARK」の開発事務局を務める。地域おこし協⼒隊を卒業した現在、おおい町のまちづくり会社にて引き続きSEE SEA PARK の事業に携わる。通常業務以外ではおおい町の城で暮らしたり、城に作ったBARで地域住⺠やさまざまな⽅と交流をしている。

渡邉 敢太 さん キャリアパス