てくたまラジオ近大工学部潜入レポート企画!! 第4回目は、ロボティクス学科の酒井 英樹先生の研究に潜入! 工学のオモシロさを皆さんにお届けします!! てくたまラジオ近大工学部潜入レポート

ワクワク

2017年度第4回

大窪シゲキの9ジラジ~てくたまラジオ近畿大学工学部潜入レポート~2017年9月14日(木)21:10~放送

第4回 ロボティクス学科の酒井 英樹先生の研究室に潜入!!

第1回 機械工学科 樹野 淳也先生

第2回 建築学科 寺井 雅和先生

第3回 情報学科 片岡 隆之先生

酒井先生は、笑顔と声がステキ~

Q どんな研究をされていますか?

A 乗り物を気持ちよく走らせるための研究をしています。具体的には、車のハンドルを切ったときにドライバーが気持ちよく亜カーブを曲がれる研究をしています。

A まずハンドルを切ると、前輪が曲る方向に動き、その後に後輪が動きます。後輪の動きは運転者の手や腰に伝わります。この後輪の動きが速いほどキレが良いと感じ、気持ち良さにつながります。

Q へぇ~興味深いです。気持ちよく曲るってどういうことですか。

普段、意識して運転することはありませんが、なんとなく分かります!なるほど!

その“気持ち良さ”を数値(公式)として表しています。公式自体は高校生でも理解できますが、式で表そうという発想が今までになかった分野です。

A もともと自動車のメーカーに勤めていて、車の傾くタイミングによって気持ち良さが違うことに気付きました。これは学問として面白いし、研究対象になると思ったのがきっかけです。へぇ~普段は気付かないというか、意識しないですけどね。

Q どうしてこのような研究を?

ズバリ、「スイカの塩」理論です!(笑) えっ!?スイカの塩・・・なんですか(笑)

車のブレーキを踏んで曲がる際に、前方に傾きますがその傾きを意識することはないと思います。ただ実際には、傾き方や程度によって快適さが異なるんです。スイカに塩をかけると甘味が増すように感じるのと同じで、前への傾きもなかなか気付かないけれど効果があるので「スイカの塩」なんですね。

Q なるほど!面白いですね~研究のやりがいはどんなところですか? 酒井先生はユーモラスで面白い!

A 気持ち良さを公式として表せたときですね!

Q 将来の目標について教えてください。

A これからの分野だと思いますので、さらに快適で安全な車の開発につながるような研究をしたいです。

先生の素敵な笑顔と声で私も気持ち良くなりました!! いえいえ、こちらも気持ちよくなりました!「オオクボックス理論」と名付けましょうかね(笑)

A 今、勉強していることは必ず役に立ちます。そのなかで好きな分野を見つけられたらと思います!工学が好きな学生は、ぜひ近畿大学工学部で一緒に研究しましょう!!

Q いえいえ(笑) 最後に、10代のリスナーにメッセージをお願いします。

ロボティクス学科 4年 前迫 克紀さん 広島県・盈進高校出身

研究室でオモシロい研究をしている学生を発見!!

Q ゼミではどんな研究をしていますか。

A 車の快適性に関わる様々な研究をしていますが、4年になってからはシートについて研究しています。

Q 具体的に教えてください。

A シートの素材や構造などによってドライバーがより快適に運転できるための研究です。

Q 就職が決まったと聞きました。

A ゼミで研究したことがきっかけで自動車のシートを開発する会社に就職が決まりました。

Q 最後に高校生にメッセージを。

A 小さい頃から車が好きで、近畿大学工学部で研究したいと思い進学しました。目標があってこそ本気になれたし、就職にもつながりました。皆さんも夢や目標をしっかり持って頑張ってほしいです。

次回は化学生命工学科に潜入!お楽しみに!