麻しん(はしか)

麻しんの感染予防と日常生活における注意事項

  1. 麻疹患者と接触後に、37.5℃以上の発熱や咳・発疹が出現した場合は、すぐに医療機関を受診してください。
    受診の際にあらかじめ電話で、麻疹への感染のおそれがあることについて伝えておくようにしましょう。他の患者さんへの二次感染の防止にもつながります。
  2. 予防接種がまだの人は、接種することをお勧めします。
    麻しんは、空気感染、飛沫感染し非常に感染力が強く、マスク着用等によっての予防はできません。予防接種を受けることが、最も効果的な予防策です。
    今までに麻しんにかかったことがなく、予防接種も受けたことがない場合、あるいは1回だけの接種であるという場合には、予防接種を受けることをお勧めします。もし、接種の有無が不明である場合については、各自治体、保健所でも検査ができる場合があるため問い合わせをしてください。麻しんの抗体検査を受け、免疫がなければ予防接種など医師の判断を仰ぐことをお勧めします。
    定期予防接種の期間以外は任意接種(有料)になりますので、最寄りの医療機関にお問い合わせください。
    また、メディカルサポートセンターでも医療機関の紹介をしていますので、気軽にお問い合わせください。
    *空気感染:
    空気中を漂う病原体を呼吸により吸い込み、鼻、のど、気管、肺などの粘膜に直接付着して発病の原因となる。
    *飛沫感染:
    感染している人のくしゃみや咳で出るしぶきを吸い込むことによる感染。
    くしゃみや咳を浴びる距離(2メートル程度)にいる人は感染の危険性が高い。(厚生労働省ホームページより参照)
  3. 帰宅後は手洗い、うがいを行いましょう。
  4. 日頃から十分な睡眠を心がけましょう。
    体を休めることは免疫力を向上させることにつながり、病気にかかりにくくします。
  5. 日頃からバランスのよい食生活をおくり、免疫力を高めておきましょう。
    カップラーメンだけですませたり、偏った食事は免疫力の低下につながります。
    野菜、魚や肉類、豆類、海藻類、キノコ類、イモ類、ゴマやナッツなどの種子類を、バランスよく摂りましょう。
    その時期にとれる旬の野菜は栄養価が高いので、積極的に摂ってください。

麻しん(はしか)について

麻しんの症状

麻しんと診断された場合