建築・デザイン学科について
建築・デザイン学科の特色
デザインを学びながら建築士の受験資格も取得。”ものづくり”を多角的に学ぶ
1・2年次の基礎科目では、構造力学やCADについて学修し、3年次からはそれぞれのコースに分かれ、より深く実践的に学んでいきます。特に、建築構造、建築環境、建築生産、建築設計に加え、デザイン分野の演習では、第一線で活躍するプロが直接指導。都市計画に基づいたまちづくりから住宅や店舗、オフィスビルといった建物の設計、工業製品、インテリア家具、Webなどのデザインまで、ものづくりに必要な知識と技術を養います。また、自分のつくりたいもの、つくったものを相手により良く伝えるための手法を身につけるため、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力など、総合的なプロデュース能力も磨きます。さらに木工室・金工室を同時に備える全国的にも珍しい施設・設備があり、意欲的にものづくりに取り組む環境が整っています。
コース紹介
建築工学コース
これからの建築や都市に必要な設備とは?
[建築環境・設備研究室]
日本における温室効果ガス排出量の1/3は、建物で消費するエネルギーに由来しており、その7割は空調・照明・コンセントなど建築の設備で使用しています。また、近年、大規模災害が頻発していますが、庁舎や病院などの重要な役割を果たす建物では、災害時にも建物で照明・コンセントなどの電力や空調の熱を使い続けられるように設備の対策を講じておくことが必要です。脱炭素社会の実現や災害時の建物機能維持を考えて、建物にどのような設備を計画・導入すべきか、また、導入した設備を普段どのように運用すれば省エネルギーになるのかについて研究しています。設備の側面から、これからの建築や都市のあるべき姿を追求しています。
建築・デザインコース
「空間」づくりの楽しさを、学ぼう!
[空間デザイン研究室]
「空間」はカラのアイダと書きます。建築の空間のように壁と壁の間だけでなく、家具など物が置かれれば、私たちの身体と物との間に空間が生まれます。そして空間にはさまざまな出来事が起こります。ですから、空間における出来事をデザインすること、それが空間デザイン研究室の大きなテーマになります。学生自身が「空間」を定義して自由に設計・制作のテーマを考え作る、教員ができることは学生の背中を押すこと、学生自らの意思で歩み出したその先の景色を一緒に見ることが毎年の楽しみです。
在学生インタビュー
地道な調査が、新しいアイデアにつながる
大分県の観光地、中津城周辺の復元と再開発に関する研究に取り組んでいます。周辺には地元民のための施設が複数ありますが、調べてみると数々の課題が浮上。独自に調査し、それぞれをより活用してもらうためのデザインを作成していきました。どんどん新しいアイデアが生まれていく過程が楽しかったです。
- 岩丸 桜咲さん
- 建築・デザイン学科 4年
- 大分県・東九州龍谷高校出身