電気電子工学科について
電気電子工学科の特色
卒業生の多くが大企業で活躍。エレクトロニクスの先端技術を学ぶ
現代社会に必要不可欠なエレクトロニクス技術を身につけるため、1年次から専門的な学びがスタート。4年間をかけて、電気工学、電子工学、情報・通信工学の基幹技術を基礎から丁寧に学修していきます。電気工学の分野では、電気を発生し送る技術や車にも利用されているモータ技術、環境にやさしい電力制御技術など、また電子工学の分野では、スマートフォンやパソコンに内蔵されている電子回路に関する技術やセンサ技術などを学びます。さらに情報・通信工学の分野では、コンピュータの構成と動作原理、それを動かすためのプログラミング技術、光や無線を用いた通信技術などを修得。このように、私たちの暮らしに最も身近な電気エネルギーや家電、スマートフォン、自動車などに必要な最先端の学びがあるため、大企業への就職にも有利です。
コース紹介
エネルギー・環境問題解決のキーデバイス「蓄電池」
[エネルギー材料・デバイス研究室]
エネルギー・環境コースでは電力システムを中心として、再生可能エネルギーやパワーエレクトロ二クスなど広く学ぶことができます。近年の世界的な環境意識の高まりにより、電気自動車の普及化が進められるなかで高性能な蓄電池へのニーズが急速に高まっています。また、太陽光や風力などのクリーンエネルギーを有効利用するためには大容量の蓄電池が必要です。エネルギー材料・デバイス研究室では、将来の環境調和型社会の構築に貢献するような次世代のリチウムイオン電池の開発に取り組んでいます。
社会を革新する情報通信技術を開拓!
[知能処理アーキテクチャ研究室]
情報技術と通信技術を学べる情報通信コースは、情報システムやソフトウェアを構築するためのプログラミング言語から、コンピュータや通信装置の動作原理やハードウェアの構造まで幅広く学ぶことができます。知能処理アーキテクチャ研究室では、無線LAN(Wi-Fiセンシング)を利用した空間状態のセンシング技術の実現をめざし、Wi-Fiセンシングによる空間測定技術や機械学習を用いた非接触センシング技術の研究に日々取り組んでいます。研究室を卒業した学生は、製造業のみならず情報通信業界、鉄道業界、電力業界などで幅広く活躍しています。
便利でやさしい社会を支える半導体デバイス
[半導体機能デバイス研究室]
半導体エレクトロニクスコースでは、エレクトロニクス(電子工学)の基本となる半導体工学や機能性デバイスから、ロボットなどを動かすための制御工学や情報エレクトロニクスまで幅広く学ぶことができます。近年、半導体素子は、あらゆるところで使われていて、社会を支えるために非常に重要なものとなっています。半導体機能デバイス研究室では、社会の発展に不可欠な高性能な半導体デバイスを実現するための研究に取り組んでいます。
在学生インタビュー
普段の講義で得た知識が、研究でより深まる
電源を設計・製作したかったこと、放電プラズマの研究に関心があったことから、高周波・大出力電源に関する研究を行っています。その魅力は、講義で得た電気・電子回路の仕組みや半導体の動作原理を実際の設計や製作に生かせること。知識と理解がより深まるので、やりがいを感じています。
- 中尾 楓さん
- 電気電子工学科 3年
- 長崎県・海星高校出身
最先端の技術を使い研究できるのが魅力
光ファイバセンサがどのような特性を持つかに興味があり、その性能限界に関する研究をしています。たくさんの論文を読み、新たな知識を得ていくのは大変ですが、最先端の技術を駆使しながら取り組めるのは魅力的。将来はこの研究を生かし、開発・設計の仕事に就きたいです。
- 梶嶋 慧奈さん
- 電気電子工学科 3年
- 福岡県・近畿大学附属福岡高校出身
半導体デバイスの技術革新に取り組みたい
将来の目標は、半導体の専門知識を身につけ、環境負荷を低減しつつ高効率な半導体デバイスをつくる技術革新に生かすこと。半導体の製造プロセスに興味があり、現在は抵抗加熱蒸着装置の製作に取り組んでいます。装置を載せる台から組み立てるのが大変ですが、大きな装置を扱うのは楽しいです。
- 川人 壮真さん
- 電気電子工学科 3年
- 徳島県立城北高校出身