就業体験型プログラム
就業体験型プログラムは、企業や公的機関で実際に就業経験を持つことで仕事を知り、社会観を養うことを目的としたプログラムです。近畿大学が全学的に公募するプログラム、国際学部が独自で提供しているプログラムがあります。
- 学生の学年表記は取材時のものです。
2024年度
企業の方々からのフィードバックで社会人としての自分の姿が明確に
本田 なるみさん
グローバル専攻[3年]
滋賀県立虎姫高校出身
株式会社ベネッセコーポレーション
2つのグループに分かれて企画書を作成し、顧客となる企業宛に提案という形でプレゼンテーションを行いました。それ以外にも、就職活動を行う上での自己分析や社会人としてのマナーなどもご指導いただきました。実際に企業で働く方々からフィードバックをいただいたことで、社会人としての自分がより明確に想像できるようになりました。実習に参加する前は、グループワークをする際に率先してリーダーになるように心がけていました。引っ張っていくことが重要だと考えていたからです。しかし、実習のなかで、ただリードしていくことだけが大切なのではなく、全体を俯瞰して話の軌道を修正したり、限られた時間を有効に使うために尽力することも同様に重要だと気づくことができました。
日本在住の海外にルーツを持つ児童への学習支援を体験
菅谷 菜々香さん
グローバル専攻[3年]
兵庫県立伊丹高校出身
大阪国際交流センター
海外にルーツを持つ児童に対して、高校入試に向けた学習支援や願書の記入、面談といった支援を行いました。実習を通して、日本語教育に関する知識と経験を深めることができました。外国にルーツを持つ子どもたちが日本での生活で直面する言語的・文化的な壁や学習上の課題は、今回の体験がなければ実感することができませんでした。日本語を学びながら各教科を理解しなければならない子どもたちに対し、私の将来の夢である教師としての視点を持つことができました。実習を通して、実際に現場で試行錯誤し、子どもたちと向き合う中で観察力や問題解決能力を培うことができたと感じています。残りの学生生活で、日本語教育における実践的な指導力を高めたいです。
台北の日系ホテルで日本式の礼儀を実践し接客
藤宗 陽さん
東アジア専攻・中国語コース[2年]
京都府・京都橘高校出身
ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ(老爺大酒店)
台北のホテルで実習を行いました。ドアマンとしてお客様のお出迎えをしたり、荷物運びや、フロントで中国語を使ってフロアガイドをしたりしました。また客室のハウスキーピングや、ラウンジの開店前の準備をして、お客様に最高のおもてなしができるように努めました。このホテルでは、お客様をお送りした後にドアが閉まるまでお辞儀を続けるなど、日本式の礼儀が徹底されています。日系ホテルが現地の方から人気があるのはこうした礼儀を他国でも変わらず大切にしているからだと知りました。実習は10日間でしたが、中国語の上達を感じました。また自ら動く積極性や、わからないことにも落ち着いて対応する問題解決力を身につけることができました。
2023年度
グループで企画を立て、プレゼン形式で発表!
寺本 歩夢さん
グローバル専攻[3年]
兵庫県立尼崎小田高校出身
教育サービス大手・株式会社ベネッセコーポレーションのインターンシップに参加しました。企画職について学んだ後、実際にグループで企画を立て、社員の方々にプレゼン形式で発表を行いました。企画職についての基本的な知識が身についたほか、グループとして活動することの難しさ、社会人としてのマナーなどを学ぶことができました。グループワークを通して個人的な課題を発見することもでき、そのため実習後のグループ・ペアワークに取り組む姿勢と考え方が大きく変化したと思います。将来は、周りの人間を上手く生かすことのできる人材になり、どこに行っても必要とされる存在になりたいです。
日本語が母語ではない子どもたちに勉強を教えました
小澤 由季乃さん
東アジア専攻 中国語コース[3年]
静岡県立三島北高校出身
大阪国際交流センターこどもひろばで、日本語が母語ではない小学生から中学生の子どもたちに日本語で勉強を教えました。日本の高校入試に合格できるようにサポートしたり、日本の学校での子どもたちの居場所づくりをすることが目的です。約4ヶ月間の実習の中で、実際に授業をして現状を知っただけではなく、こどもひろばのスタッフの方の話を聞く機会もたくさんあったので日本語教育と受験に関する知識を得ることができました。インターン生の中には韓国や中国出身の方もいたので、日本語教育をするのは日本人だけであるという、それまで自分が持っていた固定観念が覆されました。同年代の学生だったので刺激をもらえ、私も現在専攻している中国語の勉強にもっと励まなければならないと感じました。