教員紹介

藤田 直也

藤田 直也
教授
所属 国際学部 国際学科 グローバル専攻
学位 博士(言語学 Ph.D.)
専門 日英比較言語学、言語教育
ジャンル 社会/教育・学校・語学
コメント 日・英比較から文法論、音声学、言語習得、言語教授法などを研究。また、日本における留学の実態や行政の関与についても調査。米国の大学で16年教鞭をとり、米国の大学教育システムにも精通。
リサーチマップ https://researchmap.jp/read0202942

自己紹介

中学で英語に興味を持ち、語学習得の目標で高校卒業後アメリカに留学しました。最初は語学留学だけのつもりでしたが、そこで出会った先生のアドバイスを受けて大学に入学し、また大学に入ってからは言語学の教授に影響を受け、大学院に進学しました。博士号を取得してからは、米国の大学で言語学と日本語を教え、結局23年を米国で過ごしたことになります。振り返れば、人生の節目節目で影響を与えてくれた人との出会いがあり、それが今でも人生の糧となっています。
国際学部では、上下の関係なしの自由な雰囲気の中で、自分が得た学問的知識や、留学経験で感じたことを学生の皆さんに還元していければいいなと思います。また、それが教師の務めであるとも思っています。

学生へのメッセージ

国際学部の早期必修留学は、頭が柔軟な時期に異文化で自立した生活しながら学べるという大変素晴らしい機会です。このような貴重な経験を通し、日本の常識や既成概念にとらわれることなく、自分自身を、また自分が属する日本という社会を見てください。また留学で得たさまざまな経験が自分の将来にどのようにつながるかを常に意識して大学での4年間を能動的に過ごせば、それはみなさんと同世代の誰にも負けないほどの能力と自信につながっていくに違いありません。

主要科目

言語の基礎
英語の音声と発音
日本語の構造

ゼミ紹介

言語を理解するということは、文法や音声のメカニズムを学ぶことはもちろんですが、その言葉の背後にある、思考パターンや構造を知ることにあります。私のゼミでは、英語と日本語を比較論的に掘り下げることにより、英語の思考を探るだけでなく、日本語の再発見、さらには言語文化とは何かを皆で考えていきます。また上で述べたのは研究面でのゼミ概要ですが、同時に重要視したいのは、自分の考えを明瞭に書き、かつ効果的にプレゼンするスキルの習得です。留学で学んだ英語のライティング技法、そしてスピーチやディスカッションのテクニックにより磨きをかけ、自信を持って社会に羽ばたける場としたいと思います。

学歴/経歴

学歴

  • 1989年9月 - 1994年10月
    University of Rochester Department of Linguistics
  • 1986年8月 - 1988年6月
    Ohio State University Department of East Asian Languages and Literature
  • 1982年9月 - 1986年5月
    University of Hawaii at Hilo College of Arts and Science

経歴

  • 2004年4月 - 現在
    近畿大学
  • 2022年10月 - 2024年9月
    近畿大学 国際学部 学部長
  • 2016年4月 - 2022年9月
    近畿大学 国際学部 学部長代理
  • 1994年8月 - 2004年3月
    Pacific University Dept. of World Languages and Literatures Assistant Professor ~ Associate Professor
  • 1993年1月 - 1994年3月
    文部省認定ロチェスター日本語補習校(米国ニューヨーク州) 講師(国語)
  • 1990年5月 - 1990年8月
    Harvard University - Summer School 講師
  • 1988年6月 - 1989年8月
    Harvard University 講師
  • 1986年5月 - 1986年8月
    Cornell University FALCON Program Instructor

研究活動情報

研究分野

  • 人文・社会, 言語学
  • 人文・社会, 外国語教育
  • 人文・社会, 英語学
  • 人文・社会, 日本語学

研究キーワード

音声学・音韻論, 形態論, 統語論, 日本語学, 語学教育, 対照言語学, 英語学, Language Education, Linguistics, Comparative Linguistics

論文

  1. 連携協力がもたらす教育効果:近畿大学国際学部+ベルリッツ
    藤田 直也
    IDE 現代の高等教育  (596)  43-46  2017年12月  [招待有り]
  2. 大学におけるグローバル人材育成と留学のあり方 - 教育再生実行会議第三次提言をふまえて -
    藤田 直也
    近畿大学法学  61  (2・3合併)  37-60  2013年12月 
  3. 演繹的文法指導の問題点と文法理解を向上させる方法論
    藤田 直也
    近畿大学英語研究会紀要  (7)  73-84  2011年2月  [査読有り]

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書籍等出版物

  1. グローバル人材育成教育の挑戦 :「大学・高校におけるグローバル教育の実施状況 近畿大学」 , 藤田 直也 , 「第2部 大学・高校におけるグローバル教育の実施状況 近畿大学」 , 「第2部 大学・高校におけるグローバル教育の実施状況 近畿大学」 , IBCパブリッシング , 2018年12月
  2. 学生のためのプレゼンテーション・トレーニング: 伝える力を高める14ユニット , プレゼンテーション研究会; 藤田直也; 森山智浩; 西谷斉 , 実教出版 , 2015年9月
  3. 確かめながら英文法 , 藤田直也 , 朝日出版社 , 2014年1月31日

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講演・口頭発表等

  1. TOEIC Programの全学導入とその効用、および国際学部における先進的な取り組みと海外留学の成果 , 藤田 直也 , 2018年度TOEIC® セミナー「企業が求めるグローバル人材像と社会を見据えた大学英語教育~ TOEIC Programの様々な活用方法 ~」 , 2018年9月1日
  2. アクティブラーニングの軸としての プレゼンテーション - 習得できる技術とその指導 - , 藤田 直也 , 日本リメディアル教育学会 第12回全国大会 , 2016年8月24日
  3. 大学の国際化が学生にもたらす価値とその効果的な導入手法を考える - 近畿大学国際学部の取り組みについて , 藤田 直也 , 進む教育の国際化に対応した大学改革セミナー , 2016年7月9日

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