教員紹介
- 笠原 伊織
- 特任講師
所属 |
国際学部 国際学科 グローバル専攻 |
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学位 | 博士(学術) |
専門 | 社会心理学 |
ジャンル | 情報・メディア/メディアと社会 |
コメント | 人々の意見や価値観がコミュニケーションに及ぼす影響と、その背後にある心のはたらきについて研究しています。 |
リサーチマップ | https://researchmap.jp/iori_kasahara |
自己紹介
埼玉県に生まれ、愛知県名古屋市で育ち、大学進学以降は東京で8年間、名古屋で6年間を過ごしました。
また、大学院在学中には、オーストラリアで1年間の研究活動にも取り組みました。
私の専門は「社会心理学」という心理学の一分野で、中でも、人々が自らの価値観に基づいてコミュニケーションをおこなう過程と、その背後にある心のはたらきについて中心的に研究しています。
近年「社会の分断」が深刻な問題として取り上げられるなかで、その形成や維持・促進にかかわるプロセスについて、人々のコミュニケーションに着目して研究を進めています。
学生へのメッセージ
これから留学される皆さんは、今、期待と不安が渦巻いていることと思います。現地では色々な体験をすることでしょう。
日本とのコミュニケーション・スタイルの違いに戸惑うかもしれません。逆に、現地での生活が「肌に合う」と感じる人もいるでしょう。
あるいは、留学を経て、日本社会への関心が増すかもしれません。
いずれにせよ、今後の人生の糧となる貴重な体験だと思いますので、多くのものを見聞きして、自由に考えを巡らせてみてください。
皆さんの留学が実りあるものとなり、帰国後のさらなる学びへとつながることを願っています(留学から帰国された皆さんは、上記を見て、自身の留学中の体験について改めて考えるきっかけにしてみてください)。
主要科目
社会心理学入門
ネット社会とコミュニケーション
非言語コミュニケーション論
コミュニケーションの事例研究
ゼミ紹介
私のゼミでは、3年生は、心理学の研究に必要とされる基本的な知識や技能を演習および実習形式で学んだ後、日本語・英語で書かれた社会心理学文献の講読を通じて、卒業研究に向けたテーマを考えていきます。
4年生は、設定したテーマに関して実験や調査などを企画・実施し、得られたデータを分析して結果をまとめ、卒業論文を執筆します。
ゼミでは、学習した内容をプレゼンテーションの形で整理・発表する機会が多くあります。
さらに、卒業研究では、自身で問いを設定し、その問いについてデータをもとに議論し、その成果を卒業論文として文章化することが求められます。
こうした経験は、研究生活だけでなく、さまざまな企業・団体で活動する際にも役に立つものであると考えています。
学歴/経歴
学歴
- 2019年4月 - 2025年3月
名古屋大学 大学院情報学研究科 - 2015年4月 - 2018年3月
東京大学 大学院人文社会系研究科 - 2011年4月 - 2015年3月
東京外国語大学 外国語学部
経歴
-
2025年4月 - 現在
近畿大学 国際学部 国際学科 特任講師 -
2024年9月 - 2025年3月
椙山女学園大学 教養教育科目担当 非常勤講師 -
2024年9月 - 2025年3月
椙山女学園大学 文化情報学部(現:情報社会学部) 非常勤講師 -
2024年4月 - 2024年9月
椙山女学園大学 人間関係学部 非常勤講師 -
2023年9月 - 2024年3月
椙山女学園大学 生活科学部 非常勤講師 -
2023年9月 - 2024年3月
椙山女学園大学 教育学部 非常勤講師 -
2023年9月 - 2024年3月
椙山女学園大学 文化情報学部 非常勤講師 -
2022年9月 - 2023年9月
The University of Melbourne Melbourne School of Psychological Sciences University Guest (Academic) -
2022年4月 - 2022年9月
椙山女学園大学 教育学部 非常勤講師 -
2022年4月 - 2022年9月
椙山女学園大学 文化情報学部 非常勤講師 -
2021年9月 - 2022年3月
椙山女学園大学 教育学部 非常勤講師 -
2020年9月 - 2021年2月
日本福祉大学 経済学部 非常勤講師 -
2018年4月 - 2019年3月
跡見学園中学校高等学校 非常勤講師 -
2018年4月 - 2018年9月
東京大学 大学院人文社会系研究科 研究生
研究活動情報
研究分野
- 人文・社会, 社会心理学
研究キーワード
社会心理学, コミュニケーション, 対人関係, 集団間関係, 政治的分極化, 感情的分極化, 道徳的確信, 共有現実理論
論文
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多党制社会における感情的分極化の発生――道徳的確信の役割に着目して――
笠原 伊織; 三浦 拓海ガナー; 唐沢 穣
心理学研究 95 (6) 361-371 2025年2月25日 [査読有り] -
Impact of moral conviction on social networking: Roles of seeking cognitive consistency and shared reality in opinion homophily
Iori Kasahara; Minoru Karasawa
Asian Journal of Social Psychology 28 (1) 2025年2月9日 [査読有り] -
道徳的価値観に基づく政治的分極化の発生―研究レビューと新たな理論的枠組みの提供―
笠原 伊織; 唐沢 穣
人間環境学研究 22 (2) 143-151 2024年12月28日 [査読有り]
書籍等出版物
- 行動政策学ハンドブック:応用行動科学による公共政策のデザイン , 白岩 祐子(監訳); 荒川 歩(監訳) , 22章 正しいことを進んで行う――行動意思決定研究の洞察を用いて、環境に関するよりよい意思決定を行うために(Weber, E. U.) , 22章 正しいことを進んで行う――行動意思決定研究の洞察を用いて、環境に関するよりよい意思決定を行うために(Weber, E. U.) , 福村出版 , 2019年9月
講演・口頭発表等
- Researchers crossing countries , 日本心理学会 国際委員会(企画代表者); 毛 新華(企画者); 山本 真也(企画者); 家島 明彦(企画者/司会); 大塚 由美子(企画者/指定討論者); 温 文(企画者/指定討論者); Kong Garry(話題提供者); 呉 長憶(話題提供者); 笠原 伊織(話題提供者); Sharma Nachiketha(話題提供者) , 日本心理学会第88回大会 , 2024年9月
- Reading minds with words: Effects of moral word use on attitude inference and communication , Iori Kasahara; Minoru Karasawa; Yoshihisa Kashima , The 15th biennial conference of Asian Association of Social Psychology , 2023年7月
- Moral conviction exacerbates affective polarization even under a multi-party system , Takumi Gunnar Miura; Iori Kasahara; Minoru Karasawa , The 24th annual convention of Society for Personality and Social Psychology , 2023年2月
受賞
- 2023年6月, 日本学生支援機構, 第一種奨学金 特に優れた業績による返還免除(全額免除)
- 2019年12月, 日本社会心理学会, 若手研究者奨励賞
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会, 若手研究者海外挑戦プログラム, 社会的分断の形成・維持過程における言語コミュニケーションの役割