スクールインターンシップ等感想文

経営学部 K.T さん(中学校)

私はN中学校に九月一日より二週間インターンシップ生としてお世話になりました。私が教育実習を控えているということを考慮してくださり、教育実習生とほぼ同じ内容の経験をさせて頂くことができました。二週間のうち最初の一週間を二年生の社会科の先生の元で、残り一週間を一年生の社会科の先生の元でお世話になりました。登校初日、初めて教室に入ったときはみんなの目が一斉に私を見ているのがわかり、どうしたらいいのか教壇にたって「宜しくお願いします。」というので精一杯になりました。初日は始業式だったこともあり、ホームルームに参加して一日が終了しました。次の日から授業が始まり、先生の好意で各授業が始まる最初の十分程度を私の紹介の時間にしてくださいました。このたった十分間の自己紹介でさえうまくできず、先生からたくさんのアドバイスをいただきました。声をもう少し大きくしたり、話の内容は大学生活とかの方が生徒の興味を引きつけるなど。生徒の関心を引きつけるために、さまざまなフォローもしてくださり、一気に生徒との距離が縮むのが分かりました。

授業に参加する際も、積極的に生徒と関わる時間を設けてくださり、小テストの作成や教壇に立ってちょっとした解説などもさせて頂きました。声の出し方、生徒への視線、など気をつけなければいけないことが山ほどあり、実際に教育実習に行って授業をするのが大変だと思いました。

私がこのインターンシップを通して一番驚いたことが学年によってカラーが全く違うということです。私がお世話になった中学校の二年生はとても、元気で明るく、突然来た私にも興味を持っていろんなクラスの子が私に話しかけてくれました。一方で一年生は、明るくて元気なのですが、どこかやっぱり幼さが残っている部分も見え、私への接し方も少しずつ少しずつという感じでした。 また、ホームルーム活動だけではなく部活動や異文化理解学習にも参加させてもらいました。部活動では、私が生徒に指導するのではなく、私が教えてもらうという面もありましたが、教室ではよくふざけている子が部内ではしっかとみんなをまとめるという違う一面を見ることもできました。

一週間ずつ違う学年を経験した私にとって二週間は本当に短いものでした。最初はみんなと仲良くなれるか不安でいっぱいでしたが、最後の挨拶をしたときに「運動会見に来てな!」「絶対また来てや!」と言ってもらうことができたので本当に来てよかったと思いました。

この二週間を通して、教育実習に行く心構えができました。何より、生徒との距離の縮め方であったり、授業での生徒の注意の仕方、中学生の目線にたつことの大切さなど、学校の模擬授業だけでは分からない技術にふれることができたと思っています。

私が生徒とすぐに仲良くなれたり、様々な授業の技術にふれることができたのも、私を受け入れてくださり、担当して頂いた先生方のおかげだと心から感謝しています。

スクールインターンシップの形は学校や担当してくださる先生によって様々なものだと思います。しかし、どのような形であれ、そこから学べるものは大学の授業では絶対に学べないものだと思います。

教職教育部に関するご質問・ご意見

E-mail:kyousyoku@itp.kindai.ac.jp