農業生産科学科について

農業生産科について

概要

Vision

充実した施設環境のもと、4つの視点から実学主義で、近畿大学ならではの農学を追究します

充実した施設環境のもと、4つの視点から実学主義で、近畿大学ならではの農学を追究します

「生物現象の探究(探る)」「農産物の生産(作る)」「アグリビジネスへの展開(儲ける)」「先端農業への挑戦(尖る)」の4つの視点をもとに教育・研究を展開。「生物現象の探究」ではDNAレベルから農業生態系まで、農を取り巻く多様な生物現象のメカニズムの探究・解明について、「農産物の生産」では農の現場で役立つ生産・防除技術の開発や新品種の育成について、「アグリビジネスへの展開」では持続可能な農業経営モデルの考案と起業家・実務家・地域リーダーなどの育成について、それぞれ取り組みます。そして、これらの取り組みを元に「先端農業への挑戦」では、将来の農業・食糧問題を見据え、先端的な研究成果やものづくりの技術を農業分野に応用することで、実学主義で、近畿大学ならではの農学を追究します。
奈良キャンパス内には実験圃場、きのこ培養施設、昆虫飼育施設などがあり、和歌山県には2つの附属農場を設けるなど、施設面も充実。この恵まれた教育・研究環境のもと、基礎から応用・実践まで、実学主義で農学を追究します。

Close Up

ゲノム科学から生命現象を解き明かす

基礎研究でも世界をリード

農業生産科学科では生き物の神秘を解き明かし、世界に発信しています。こうした基礎研究を新たな農業技術や新品種、さらには商品開発につなげています。例えば、トウガラシの非辛味品種No.3341を解析することで、カプサイシノイド合成に重要な役割を果たす新しい遺伝子を世界で初めて発見しました。今後、トウガラシの品種改良や、ヒトと作物の長い歴史を紐解く鍵になると期待されます。また、イネで見つかったトランスポゾンの一つであるmPingはゲノムの進化に大きくかかわっていることを明らかにしてきました。これはイネのゲノム情報に基づく品種改良を加速させます。さらには、環境の破壊によって種々のハチが激減していると言われています。私たちは日本在来のハチの生態を研究し、イチゴ栽培をはじめ農業への利用について研究しています。

トウガラシ
トウガラシ

トウガラシのカプサイシノイド合成経路の全貌を明らかにする

トランスポゾンmPingによるゲノム進化をイネの品種改良に利用する

トランスポゾンmPingによるゲノム進化をイネの品種改良に利用する

在来のハチをイチゴの授粉に積極的に利用

在来のハチをイチゴの授粉に積極的に利用

※農業生産科学科は基礎研究や応用研究を行う自然科学、あるいは「アグリビジネスマイスター」に代表されるように社会とのかかわりの中で活躍するために必要な社会科学の両方を行う学科です。幅広い選択肢の中から自分に合った「農学」を選べるように準備しています。

園芸療法士資格認定コースは、
令和元年度入学生より廃止になります。

学科紹介動画