薬学総合研究所
産官学連携による創薬研究開発及び再生医療まで独創的な研究に取り組む
従来の薬学にとらわれない独創的な研究を行い、薬学領域における実学研究及び教育を行うことを目的に、1990年に設立れた研究所。機能性植物工学研究室、感性科学研究室および食品薬学研究室の3部門があり、遺伝子工学技術を導入した機能性植物の育種研究や、再生医療及びレギュラトリーサイエンスなどの研究、さらに、生活習慣病などの難治性疾患の予防および改善を指向した生物活性成分の探索研究に取り組んでいます。また、国内外の著名な学者や技術者を招いてのサイエスフォーラムの開催や薬学総合研究所紀要の発行なども行っています。
機能性植物工学研究室
細胞工学的な技術を用いた薬用植物の優良系統の大量増殖、DNA鑑定技術を用いた優良生薬の選抜、さらに、遺伝子組換え技術を利用した機能性農作物の作出などの研究を行っています。
食品薬学研究室
世界各地の伝承・伝統薬物および西洋ハーブやスパイスなどの薬用食品を素材として、伝承薬効に基づいた生物活性を主に探索し、医薬シーズおよび機能性成分の探索研究を行っています。さらに、活性成分の活性発現の必須構造や構造活性関を解析するとともに、分子プローブを設計・応用した機能解明を進めています。
先端バイオ医薬研究室
先端バイオ医薬研究室では、脂肪組織から作製した新規多系統前駆細胞による難治性家族性高コレステロール血症の治療の開発や、再生医療の実用化を加速するための細胞製品開発と技術基盤作り、またそれらに付随する評価手法の策定を目指して研究を行っています。