公衆衛生学研究室

研究課題

吸着剤を用いた廃食用油の変敗防止と再生技術に関する研究
毛髪中含有金属と脱毛や疾病との関連性の評価に関する研究
水環境の保全と改善、枯渇資源の回収、食品廃棄物の再資源化技術の開発
生活習慣と疾病との関連性評価、医療費削減のための医薬品の処方解析

研究室紹介

 公衆衛生学とはヒトの集団における健康障害を防止する学問で、 研究は環境衛生、食品衛生、保健衛生および疫学などの領域を対象としています。 環境衛生領域では、水環境保全にターゲットを絞り、リン酸、レアメタルの回収、 カドミウムなどの有害物質の除去技術を開発しています。食品衛生領域では、 食用油の劣化によるヒトの健康障害を防止するため、 食用油の吸着剤を用いた変敗防止およびリパーゼ産生菌による分解技術について検討しています。 また、保健衛生分野では、発毛因子の解析や毛髪中ミネラルと疾病との関連性の評価を行っています。 さらに、疫学分野では、生活習慣病の防止を指向し、大学生および教職員の生活習慣を大規模調査し、 疾病予防に関する統計解析を行い、その要因を明らかにする研究を行っています。 最後に、これらの衛生・疫学研究の影響評価を行うための細胞毒性研究や、 重金属を生命科学に応用するバイオオルガノメタリクス研究などにも着手しています。