教員紹介

長井 紀章

長井 紀章
教授/学生部長補佐
所属 薬学部 医療薬学科
薬学研究科
学位 博士(薬学)
専門 製剤学
ジャンル 科学・技術/新技術
コメント 新規薬効成分のスクリーニングをはじめ、新しい適用方法や治療に最適な剤形の開発研究を精力的に進めています。現在最も着目しているのは、ナノパーティクル医薬品の製剤設計と実用化です。
リサーチマップ https://researchmap.jp/nagai_n
メールアドレス nagai_n@phar.kindai.ac.jp

製剤学研究室

学歴/経歴

経歴

  • 2023年4月 - 現在
    近畿大学 薬学部 教授
  • 2017年 - 現在
    近畿大学 薬学部 准教授
  • 2013年4月 - 2017年
    近畿大学 薬学部 講師

研究活動情報

研究分野

  • ライフサイエンス, 衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含まない
  • ライフサイエンス, 衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含む
  • ライフサイエンス, 医療管理学、医療系社会学
  • ライフサイエンス, 医療薬学

研究キーワード

角膜, 点眼製剤, 経皮吸収製剤, ナノパーティクル(ナノ医薬品), 網膜, 水晶体, 結晶多形, ナノエマルション, 白内障, 一酸化窒素

論文

  1. Semiquantitative analysis of protein expression in heated rat lens using shotgun proteomics.
    Hiroko Otake; Shuya Masuda; Tetsushi Yamamoto; Yoshiki Miyata; Yosuke Nakazawa; Naoki Yamamoto; Atsushi Taga; Hiroshi Sasaki; Noriaki Nagai
    Molecular medicine reports  31  (1)  2025年1月 
  2. Removal of lead ions onto potassium-type fine-grained zeolite prepared from dry or wet milling treatment
    Fumihiko Ogata; Mao Mitsuno; Noriaki Nagai; Yugo Uematsu; Chalermpong Saenjum; Naohito Kawasaki
    Colloids and Surfaces C: Environmental Aspects  2  100038-100038  2024年11月 
  3. In vivo upstream factors of mouse hepatotoxic mechanism with sustained hepatic glutathione depletion: Acetaminophen metabolite-erythrocyte adducts and splenic macrophage-generated reactive oxygen species.
    Tadatoshi Tanino; Yukari Ueda; Noriaki Nagai; Yuka Ishihara; Minori Saijo; Yoshinori Funakami
    Chemico-biological interactions  398  111091-111091  2024年8月1日 

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書籍等出版物

  1. 医薬品におけるDDS技術開発と製剤への応用 , 長井紀章 , 第1章 医薬品における投与形態の概要と課題.第5節 医薬品の点眼投与 p 75-81 , 第1章 医薬品における投与形態の概要と課題.第5節 医薬品の点眼投与 p 75-81 , ㈱技術情報協会 , 2021年12月
  2. エンタイア製剤学・物理薬剤学 , 長井, 紀章; 大竹, 裕子 , 京都廣川書店 , 2021年3月
  3. 臨床製剤学 , 長井紀章 , p. 272-305 , p. 272-305 , 南江堂 , 2021年

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講演・口頭発表等

  1. 新規院内製剤セレン含有口腔内崩壊錠の作製と実用化についての検討 , 中尾 元紀; 松尾 世為子; 大橋 香菜子; 田邨 保之; 永井 聡子; 覺野 律; 中村 明美; 福永 聖子; 川端 成佐; 寺倉 智子; 松野 純男; 緒方 文彦; 川崎 直人; 大竹 裕子; 長井 紀章 , 国立病院総合医学会講演抄録集 , 2018年11月
  2. カプセル組成の変更に伴う吸入粉末剤の薬物放出性制御に関する研究 , 大竹 裕子; 石井 美有; 福岡 侑也; 長井 紀章 , 日本薬剤学会年会講演要旨集 , 2018年5月
  3. 重合度の異なるセルロース誘導体が自転・公転ナノ粉砕機の薬物破砕効率へ与える影響 , 長井 紀章; 中村 翼; 山崎 由夏; 大竹 裕子; 高塚 隆之 , 日本薬剤学会年会講演要旨集 , 2018年5月

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MISC

  1. 躍進する若手による物理系薬学研究のフロンティア ナノ粒子化を基盤とした経皮吸収型製剤の開発と薬物送達機構の解明 , 大竹 裕子; 長井 紀章 , 薬学雑誌 , 144 , 5 , 505 , 510 , 2024年5月
  2. 先発品および後発品間におけるブリンゾラミド懸濁性点眼液の再分散性評価 , 小畑 友紀雄; 大竹 裕子; 出口 粧央里; 浦嶋 庸子; 細見 光一; 長井 紀章; 中田 雄一郎 , 医療薬学 , 50 , 4 , 135 , 142 , 2024年4月
    概要:ブリンゾラミド懸濁性点眼液の先発品と後発品2種を対象に再分散性を評価するとともに、フルオロメトロン懸濁点眼液の品質上の課題がブリンゾラミド懸濁性点眼液にも該当するのかについて検討した。先発品エイゾプト懸濁性点眼液1%(original drug)と後発品2品目(generic drug AおよびB)を検討対象とした。再分散性に関する目視観察の結果、いずれの製品も保管期間に関係なく、容器底面に懸濁点眼液特有の固化沈殿物は認められず評価は「0」であった。エイゾプト懸濁性点眼液1%では後発品と比較し、一次粒子が密着に集合した形状を示し1μm程度の微細な粒子もこれら二次粒子体に付着していることが確認された。ブリンゾラミド懸濁性点眼液は製品間で初回1滴に含まれる薬物量に差が生じるため、治療効果の低下を回避するためにも十分な服薬指導が必要であると考えられた。
  3. Up Date白内障診療 白内障薬物療法の可能性(Cataract Up Date Possibility for Cataract Treatment: Is There a Need for a New Approach) , 長井 紀章 , 日本眼科学会雑誌 , 128 , 臨増 , 70 , 70 , 2024年3月

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産業財産権

  1. 超微細化水難溶性薬物及び水溶性薬物を含む点眼剤並びにその製造方法及び使用方法 , 長井 紀章, 小早川 信一郎, 松永 透
  2. 血管新生抑制剤ナノパーティクル含有眼科デリバリーシステム , 松山 賢治, 大鳥 徹, 長井 紀章, 松野 純男
  3. 角膜保護剤および角膜障害改善剤 , 伊 藤, 吉 將, 長 井, 紀 章, 岡 本, 紀, 夫, 佐々木, 真 , 特許第5546756号

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受賞

  1. 2023年2月, 参天製薬創業者記念眼科医学研究基金
  2. 2022年8月, World Congress on Oleo Science, WCOS 2022 Select Lectures Award,
  3. 2020年11月, 公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団, 2020年度 コスメトロジー研究助成

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  1. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 薬物ナノ結晶を装填したin situゲル化点眼液の開発と網膜症治療への応用 , 近畿大学
  2. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 虹彩iPS細胞を用いた電気生理機能を有する三次元網膜再生と薬物安全性評価法の開発 , 金沢医科大学
  3. 公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団, 2020年度 コスメトロジー研究助成 (素材、物性に関する分野), 毛根への薬物直接送達可能とするナノ結晶ハイドロゲルの開発 , 近畿大学

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